宇宙船オリオン、人類最遠飛行 アポロ13号の記録を更新
【ヒューストン共同】米国とカナダの宇宙飛行士4人が搭乗した宇宙船オリオンが6日午後(日本時間7日未明)、地球から約40万キロの地点を超え、アポロ13号が1970年に達成した人類最遠の飛行記録を56年ぶりに更新した。今回は米国が主導する国際月探査「アルテミス計画」の一環で、およそ5時間後には約40万7千キロ先に到達する見込みだ。
記録更新後、カナダのハンセン飛行士は地上との交信で「宇宙探査における先人の並外れた努力と偉業に敬意を表する。何より重要なのは、この記録が長く続かないことだ」と述べ、今後の飛行士らの挑戦に期待を示した。
宇宙船は月をかすめて裏側を回り、帰還の途に。10日夜(同11日朝)、米西部カリフォルニア州沖に着水する。今回は月面着陸はせず、2028年の実現を目指す。日米は日本人飛行士を2回、月面着陸させることで合意している。
米国は1968年のアポロ8号で初の有人月周回に成功。69年にはアポロ11号で初の月面着陸を果たした。72年12月のアポロ17号以来、人類は月に行っていない。
