【独自】坂本弁護士事件の資料公開 風化防止へデジタル活用
オウム真理教幹部らに坂本堤弁護士=当時(33)=の一家3人が殺害された事件の関連資料を、インターネット上で保存して公開する「デジタルアーカイブ」の準備を日弁連が進めていることが14日、分かった。早ければ2027年度に公開する。事件から30年以上が過ぎ、当時を知らない弁護士も増えている。日弁連の担当者は「風化させてはならない。資料を通して広く知ってもらえれば」と話す。
日弁連の弁護士業務妨害対策委員会副委員長の横井克俊弁護士によると、資料は段ボール20箱近くあり、スキャン作業を進めている。坂本さんの直筆メモや、坂本さんが関係者から入手した教団の物品のほか、一家が失踪後、救出に向けて動いた「坂本弁護士と家族を救う全国弁護士の会」の議事録や活動中の写真が含まれる。
今後、公開範囲などを精査した上で、日弁連のホームページから閲覧できるようにする方針。
教団信者の脱会を支援していた坂本さんが襲われた事件は、弁護士への業務妨害対策の原点とされる。
