日産、純損失6500億円に 販売不振で2年連続巨額赤字
日産自動車は12日、2026年3月期の連結純損益が6500億円の赤字になる見通しだと発表した。巨額赤字は前期の6708億円に続いて2年連続。ブランド力の低下に伴う世界的な販売不振に陥っており、大規模なリストラ費用を計上する。トランプ米政権の自動車への追加関税も重荷となる。
イバン・エスピノーサ社長は横浜市の本社で開いた決算記者会見で、巨額赤字に関し「当初からリストラの1年になると言ってきた。コストや減損損失が発生する。残念だが、ある意味で想定通りだ」と述べた。
赤字計上の詳細な内訳は現時点の推計値だとして説明しなかった。
日産は25年3月期、収益性が低下し投資額の回収を見込めなくなったため、工場の資産価値を低く見直す減損処理を主因に赤字額が膨張した。26年3月期もリストラに関連して減損を迫られるとみられる。
同時に公表した25年4~12月期連結決算は、純損益が2502億円の赤字(前年同期は51億円の黒字)に転落した。4~12月期の赤字は5年ぶり。
