イラン1日で「150遺体」搬送 反政府デモ、狙撃兵配置か
【テヘラン共同】イラン全土に拡大した反政府デモを巡り、外交筋は衝突が激しかった8、9両日に、首都テヘラン市内の病院に1日当たり150遺体が搬送されたとの情報があると共同通信に明らかにした。ノルウェー拠点の人権団体は11日、デモ参加者の死者が190人以上になったとした。犠牲者は大幅に増える可能性がある。英紙ガーディアンは、テヘランに狙撃兵が配置され、治安部隊が実弾を発砲しているとするデモ参加者の証言を報道した。
ロイター通信などによると、ペゼシュキアン大統領は国営テレビが放映したインタビューで「外国勢力と関係のあるテロリストが無実の人々を殺害している」と主張し、指導部による弾圧だとの見方を否定した。
トランプ米大統領は、イラン当局がデモ参加者を殺害すれば「打撃を与える」と警告している。米紙ウォールストリート・ジャーナルは10日、米当局者が軍事的な対応を予備的に協議したと報じた。
人権団体によると、デモは10日もテヘランなどイラン各地で続いた。犠牲者の多くが至近距離から銃撃されたことが判明したとしている。
