滑走路に警告灯導入、進む対策 羽田事故2年、安全確立は道半ば
羽田空港で2024年1月に日航機と海上保安庁機が衝突し海保の5人が死亡した事故から2日で2年となった。これまでの調査で海保機が滑走路に誤進入したのが主因とみられており、再発防止が重要課題。国土交通省は即効性のある対策として、滑走路上の警告灯の導入を急ぐ。管制官不足解消といった恒久的対策も不可欠で、空の安全の確立は道半ばだ。
2日の羽田は親子連れや外国人観光客らで混雑し、事故現場のC滑走路は2年前と同じように多数の航空機が発着していた。展望デッキには深々と頭を下げる人や、手を合わせて滑走路を見つめる高齢男性の姿も。航空写真が趣味という神奈川県横須賀市の男性会社員(56)は「事故のない空になってほしい」と静かに話した。
警告灯は「滑走路状態表示灯(RWSL)」と呼ばれる。国交省によると、直径約30センチで、誘導路や滑走路に15~30メートル間隔に並べて埋め込む。レーダーなどで機体を検知し、自動で点灯・消灯する。滑走路を横断する機体があれば、赤い照明が路面に沿って点灯し、離着陸機へ警告を示す。
