脱走のオオカミ、園内で捕獲 多摩動物公園、麻酔銃で薬投与
東京都日野市の多摩動物公園で28日午前、飼育しているヨーロッパオオカミ2頭のうち1頭が脱走しているのを飼育員が見つけた。同園によると、午後2時20分ごろ、園内で捕獲した。当時いた客は建物や広場に避難させ、臨時休園とした。けが人の情報はない。
園によると、開園後の午前10時ごろ、2歳の雌の「スイ」が観覧用の通路に出ているのを飼育員が発見した。スイはその後、園内の林に入り、飼育員らが追跡。最終的に麻酔銃で薬を投与し、正門近くで捕獲した。
ホームページによると、多摩動物公園は1958年にオープン。国内外の約260種の動物を飼育している。
