後発地震注意情報の中、登校再開 備え続く、日常戻るも避難態勢
青森県八戸市で震度6強を観測した地震を受け休校していた北海道や東北の学校が10日、一部を除いて再開した。気象庁は、巨大地震の発生可能性が平常時より相対的に高まっているとして「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を初めて発表しており、すぐに避難できる態勢の維持など1週間程度は「特別な備え」が求められる中での登校となる。
文部科学省のまとめでは、9日は北海道、青森、岩手、宮城、福島の5道県で小中学校など300校以上が休校した。青森県や北海道によると、地震で施設が被害を受けるなどした一部の学校は10日も休校する。
八戸市立江南小によると、児童115人、教職員ら20人に地震によるけがはなかった。午前7時半に正面玄関が開くと、児童が次々と登校した。「地震大丈夫だった?」という声も聞かれた。
3年生の児童は「休みになった昨日は家族と次の地震が来た時にどうするか話し合った。友達と会えてうれしい」と笑顔で話した。
地震は、8日午後11時15分ごろ発生した。
