【注文住宅】住んでから気づいた「失敗」 4割超が明かしたリアルな後悔とは?

間取りや設備などを、自分たちの暮らしに合わせて一から考えられることが魅力の注文住宅。株式会社NEXER Group(東京都豊島区)が株式会社土屋ホーム(北海道札幌市)と共同で実施した「注文住宅の間取り・設計」に関する調査によると、約4割が実際に住んでから「もっとこうすればよかった」と感じた経験があると回答しました。注文住宅を建てた人は、どこにこだわり、家族とどんな意見の違いが生じ、そして何を妥協したのでしょうか。

この調査は、注文住宅を建てたことがある全国の男女150人を対象として、2026年9月にインターネットで実施されました。

まず気になるのが、注文住宅を建てた人たちは、「間取りや設計のどこにこだわったのか」という点です。

調査の結果、「収納の量・配置」(42.7%)、「日当たり・窓の配置・風通し」(39.3%)、「リビング・ダイニングの広さや開放感」(36.7%)がトップ3となりました。

そのなかでも特に重視した部分と、その理由について聞いたところ、「リビング。1番使うから」(30代男性)、「収納を広くとって家の中が整頓されている状態にできるようにした」(30代女性)、「愛犬が危険ではない間取りにした」(40代女性)、「雪国なので断熱性能は最優先にした」(50代男性)などの声が寄せられ、家族構成やペットとの暮らし、普段の生活スタイル、さらには住んでいる地域の気候まで、さまざまな事情が間取りや設計に反映されていることが分かりました。

注文住宅では、家族みんなの希望を一つの家にまとめる必要があります。そこで、「間取りや設計を決める過程で家族との間に意見の食い違いはありましたか」と聞いたところ、約5人に1人が「食い違いがあった」(20.7%)と回答。

一方、「ほとんどなかった」は44.0%、「まったくなかった」は31.3%。「一人で決めた」という人も4.0%いました。

具体的には、「戸の色や外観」(30代女性)、「リビングを広くしたいと夫が言ったことで、私の部屋が作れなかった」(40代女性)、「キッチンのサイズなどの女性が主となる部分。多少費用はかさんだが本人の希望を取り入れた」(50代男性)「二人の子供部屋の広さに違いが出た」(70代男性)など、さまざまな声が寄せられました。

どれだけ理想の家を思い描いていても、避けて通れないのが予算の問題です。こだわりたいポイントと予算のバランスで「何かを妥協・断念したことがある」とした人は24.7%、「ない」は75.3%でした。

妥協・断念したところについては、「外構。コンクリートを一部にしたり、サンルームやコンクリートデッキをあきらめたりした」(30代女性)、「システムキッチンのグレードを下げた」(40代女性)、「床の無垢板」(40代女性)、「吹き抜け」(50代女性)といった声が集まりました。

注文住宅では、希望を追加するほど費用も増えていきます。だからこそ、「絶対に譲れないもの」と「後からでも対応できるもの」を分けて考えることが、予算調整の一つの方法になりそうです。

本調査で特に目を引くのが、実際に住み始めてからの「後悔」に関する結果です。

実際に住んでみて、間取りや設計について「もっとこうすればよかったと感じたことがある」とした人は44.7%にのぼりました。

具体的には、「キッチンは1階にすればよかった」(40代女性)、「リビングを広くとって心地いい空間をつくればよかった」(40代女性)、「自分の部屋が欲しかった」(40代女性)、「防音をきちんとすればよかった」(50代女性)、「コンセントが少なく、LAN未工事」(60代男性)など、完成前には見落としやすい細かな部分を挙げる意見も寄せられました。

これから注文住宅を建てるなら、間取り図を眺めるだけでなく、「この家で朝起きてから夜眠るまで、どんなふうに過ごすのか」を一日の流れに沿って想像してみることが、後悔を減らすための一つのヒントになりそうです。

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【出典】

▽株式会社土屋ホーム

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