異性に話しかけたらセクハラ? 黙っていたらフキハラ? 「最近、生きるの難しい」令和の職場で悩む上司【漫画】
ハラスメントへの意識が高まる今、職場での言動に以前より気を遣うようになった人も多いのではないでしょうか。相手を思ってかけた一言でも受け取り方は人それぞれで、「どこまでが大丈夫なのだろう」と悩む場面は少なくありません。そんな現代ならではのハラスメント問題をユーモラスに描いた作品『ハラスメント』(作:ニシムラマコジ)がInstagramで注目を集めています。
それは、ある会社での出来事です。部長が部下の肩を軽くたたいて話しかけると「部長!気安く触らないで!それセクハラですよ!」と怒られてしまいました。その一言を受けた部長は「今の時代はもっと気をつけなければ」と反省します。ところがその後、残業している別の部下に「もう遅いしそろそろ帰ったら…」と声をかけると、今度は「それ時短ハラスメントですよ!」とここでも怒られるのでした。
相手を気遣ったつもりの言葉までハラスメントと言われ、部長は「もう何も言わない方がいいかも」と落ち込んでしまいます。
そこで今度は、本当に必要最低限のことしか話さないようにすると、今度は「朝から黙り込んで…メッチャ感じ悪いスね。不機嫌ハラスメントっスか?」と指摘されます。さらに世間話のつもりで天気の話をしただけなのに、「天気ハラスメント」と言われ、部長は「最近…生きるのムズすぎる…」と頭を抱えるのでした。
読者からは「ギャグのように描かれているが、割と現実なんだよな」「めんどくせー」など、さまざまな声があがっています。そんな同作について、作者のニシムラマコジさんに話を聞きました。
■こんなことまで「ハラスメント」!?
ーたくさんハラスメントが出てきましたが、この内容を漫画にしようと思ったきっかけがあれば教えてください
最近なんでもかんでもハラスメントになってしまいそうな時代で、少々息苦しいと感じることも多いですが、その様子を漫画のネタにしたら面白そうだな、と思ったのがきっかけですね。
ーニシムラさんご自身が「それもハラスメントって言われるの!?」と感じた実体験はありますか?
実体験はあまりないのですが…「麺をすする音が不快だ!」という、ヌードルハラスメント(ヌーハラ)なる言葉を初めて聞いた時は愕然としましたね。不快だと思う人はラーメン屋なんて行かなきゃいいのに…と思います。
ー「天気ハラスメント」まで登場した時は思わず笑ってしまいました!どこまでエスカレートさせようと考えて描かれたのでしょうか?
最後は追い詰められる形にしたいと思ったんですが、もっとも無難な話題である天気の話すらもハラスメントだと言われたらもう打つ手がなく、面白いかなと思ったのでこのような形になりました。
(海川 まこと/漫画収集家)
