「明日で終わります」「申し訳ないけど来週で閉めます」 夜のお店は一寸先は闇? 失職したキャストはどうなる【元キャバクラキャストが解説】

ホストクラブやキャバクラ、大人のお店などは、昔は閉店が少ない業界でした。しかしコロナ禍を経た現在では、閉店することは珍しくありません。

また、閉店時の従業員への事前告知が少ないことも特徴です。あったとしても1カ月前程度で、半年以上前から知らされるのは、かなり稀でしょう。ひどい場合だと「昨日閉店しました」や「明日で終わります」、「申し訳ないけど来週で……」と、メールで告げられることもあります。

では、そんな閉店時、キャストとして働いていた女の子たちは、どのような動きを見せるのでしょうか。元セクシー女優であり、キャバクラやスナックでのキャスト経験もある筆者が見てきた中では、大きく分けて3つのパターンが存在しています。

■自力で職場探し!他の店に移籍が王道コース

多くのナイトワーカーは個人事業主として、お店に所属しています。そのため、店探しも退職も復帰も、全てが自分次第です。新たな勤務先も自ら探すのが当たり前なので、急な閉店を通告されてもオドオドしている場合ではありません。

肝が据わっている女の子だと「うわ、閉店だ最悪。もっと早く言えよ」と思いつつ、速攻で次の職場を探します。この切り替えの早さが、夜職においては重要かもしれないですね。

閉店ラッシュといえど、都会にはまだまだ無数の風俗店が存在しますので、転職のハードルはそこまで高くありません。すぐ動ける人は、閉店を知った次の日には求人情報を調べて、すぐに面接に行きます。閉店を通告されたキャストの7割以上が、このパターンに当てはまるのではないでしょうか。

■売れっ子は有利!?社長やボーイの紹介・スカウトで新天地へ

急な閉店に対し、運営陣は女の子へ申し訳ない気持ちを全く持っていないわけではありません。摘発などの理由でないかぎりは、だいたい売り上げ不足が原因で、自分たちも職を失って困るわけですから。

そのため、申し訳なさや他店とのつながりの影響で、運営陣が職場を失った売れっ子に店舗を紹介するパターンもあります。売れっ子は入店するだけで話題性もありますので、これを歓迎しない店など存在しないでしょう。

また、閉店の噂を耳にした他店がSNSを運用している売れっ子に、「うちに来ませんか?」とスカウトするのも、よくあります。従来の条件で採用されたり、好待遇を受けられるのも、人気者の特権です。

■潔く引退!「もう業界には戻りません」

閉店を「卒業にあたっての良きタイミング」と捉えたり、働きたい店がなかったり、理由は人それぞれですが、引退する人も実は多いのです。1つの店舗でやり切ったから移籍はしないなんて声も、少なくありません。

また、もし他店からの引き抜きの声が掛かっても、気乗りしない場合だってあります。職場も環境も入店するまでは分からない“ガチャ”的要素も強く、仕事に対する熱量が高くなければ、引退の道を選ぶのもうなずけます。

◆たかなし亜妖(たかなし・あや)

元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。

ライフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス