【日産ノートvsオーラ】価格やサイズ、燃費、内外装…徹底比較! 例えば「デザインよりコスパ重視」な人におすすめなのは?
ともに日産のコンパクトカーであるノートとオーラ。本記事では、価格やサイズ、燃費、内外装、装備など両者の違いを徹底比較し、わかりやすくまとめています。
■日産ノートとオーラの違いは?
日産のノートとオーラ(正式名称はノート オーラ)は、共通のプラットフォームを採用した兄弟車です。オーラは3代目ノートをベースに開発されました。両者には、以下のように多くの違いが存在します。
・車両価格:オーラのほうが高い
・グレード:オーラのほうが豊富
・サイズ:オーラのほうが大きい
・動力性能と燃費:オーラはハイパワー、ノートは低燃費
・内外装:ノートはシンプル、オーラは上質
・安全/快適装備:オーラのほうが充実
・走り/乗り心地:ノートは軽快、オーラはパワフルで静か
ノートは程良い価格で使い勝手にも優れ、コンパクトカーの定番モデルです。一方、オーラはプレミアム感ある一台で、内外装や走りにこだわりたい人におすすめです。
▽日産「ノート」とは
ノートは2005年に初代モデルがデビューし、2012年に2代目へとフルモデルチェンジ。2016年に登場したe-POWER搭載モデルが大ヒットし、2018年には普通車の新車登録台数No.1となりました。
現行モデルの3代目は2020年12月に登場。プラットフォームを刷新し、全車第2世代のe-POWER搭載となりました。洗練されたデザインに優れた燃費性能、軽快な走りなど魅力的な一台に仕上がっています。
▽日産「オーラ」とは
オーラはノートをベースに開発されたプレミアムコンパクトカーで、2021年8月に登場しました。ノートと同じプラットフォームや第2世代e-POWERを採用していますが、オーラのほうが全幅は広く、3ナンバー車となっています。内外装や安全装備はノートよりも充実しており、走りも力強い一台です。
■ノートとオーラを比較1.価格
ノートとオーラは装備や動力性能が異なるため、車両価格に差があります。
▽新車時価格
ノートとオーラの新車時価格は、それぞれ以下の通りです(2026年4月末現在)。
・ノート:232万8700円~310万8600円
・オーラ:282万1500円~353万1000円
廉価グレードであるノート「X」とオーラ「G」を比べると、その価格差は約50万円です。
▽中古車相場
以下に、2021年式(マイナーチェンジ前)のノートとオーラの中古車相場をまとめました(支払総額、2026年4月末時点)。
・ノート:約120万円~210万円
・オーラ:約170万円~260万円
中古車価格は、概ね新車時価格の差がそのまま反映されているような印象です。
ただ、どちらも流通量は多く、5年落ちであれば予算200万円以下で購入できる車両が少なくありません。
■ノートとオーラを比較2.グレード
2026年4月末現在、ノートとオーラにはそれぞれ以下のグレードが存在します。
【ノート】
・X:232万8700円~261万4700円
・AUTECH LINE:243万8700円~272万4700円
・AUTECH CROSSOVER:279万7300円~310万8600円
【オーラ】
・G:282万1500円~310万7500円
・G leather edition:291万2800円~319万8800円
・AUTECH:310万3100円~338万9100円
・NISMO:312万5100円~353万1000円
・AUTECH SPORTS SPEC:325万1600円
ノートは標準車が1種類、カスタムモデルが2種類の3展開です。「AUTECH CROSSOVER」は、プレミアムスポーティなAUTECHにSUV要素を融合させたモデルです。
オーラは標準車が2種類、カスタムモデルが3種類の5展開です。走りにこだわった「AUTECH SPORTS SPEC」や「NISMO」があります。
■ノートとオーラを比較3.サイズ
ノートとオーラは兄弟車ですが、サイズが異なります。標準車の全体寸法は以下の通りです。
【ノート(X・2WD)】
全長4045mm、全幅1695mm、全高1520mm、最小回転半径4.9m
【オーラ(G・2WD)】
全長4045mm、全幅1735mm、全高1525mm、最小回転半径5.2m
ノートとオーラでは、全幅と全高に差が見られます。特に全幅の違いは大きく、ノートは5ナンバーサイズの1695mm、対してオーラは3ナンバーサイズとなる1735mmです。
これは、オーラのみに張り出したフェンダーが採用されているためです。全高の違いはタイヤサイズによるもので、ノートは16インチ、オーラは17インチです。一方、室内寸法は両者共通で、荷室の積載量も変わりません。
■ノートとオーラを比較4.動力性能と燃費
ノートとオーラではフロントモーターのスペックが異なります。また、燃費にも若干の差があります。
▽動力性能
ノートとオーラはともに1.2L直列3気筒DOHCエンジンを採用し、エンジンスペックに違いはありません。一方、フロントモーターは別々のチューニングが施されています。
【ノート(X・2WD)】
・エンジン:82PS/103Nm
・フロントモーター:116PS/280Nm
・リヤモーター:68PS/100Nm
【オーラ(G・2WD)】
・エンジン:82PS/103Nm
・フロントモーター:136PS/300Nm
・リヤモーター:68PS/100Nm
フロントモーターは、オーラがノートに対して+20PS/+20Nmです。この違いから、オーラのほうがよりパワフルで余裕のある走りに仕上がっています。
▽燃費
燃費は、オーラよりも軽量なノートのほうが優れています。ただし、その差は決して大きくありません。
【ノート(X・2WD)】
・WLTC燃費:28.4km/L
【オーラ(G・2WD)】
・WLTC燃費:27.2km/L
■ノートとオーラを比較5.内外装
ノートとオーラの比較で多くの人が注目するのが、デザインの違いです。ノートはシンプルで洗練されたデザイン、オーラは個性と高級感を備えたデザインに仕上がっています。
▽外観(エクステリア)
フロントでは、グリルとヘッドランプに大きな違いが見られます。
フロントグリルは両者とも新時代のデジタルVモーションを採用していますが、ノートはボディと同色またはダークメタルグレーのライン状グリルで、オーラは日本の伝統工芸を取り入れた繊細なデザインのグリルです。
オーラはヘッドランプ下にアクセントカラーが入り、グリルも横長に広がっているのでワイド感があります。
ヘッドランプはオーラのほうがより薄型でシャープ感があり、流線形のシグネチャーLEDポジションランプも搭載しています。また、ノートではオプションのLEDフォグランプが標準装備されています。
車両の側面を見ると、オーラはノートよりもフェンダーの張り出しが大きいです。これが、ノートとオーラの全幅の差や造形の違いにつながっています。
ホイールはどちらも美しい造形ですが、ノートは日本の伝統的な幾何学模様を採用し、オーラはよりモダンで先進感のあるデザインに仕上がっています。オーラのホイールは、角度によって見え方が変わる点も魅力です。
リヤデザインはマイナーチェンジで差が小さくなっていますが、ノートのほうがよりシンプルでフラットな造形です。オーラはバンパー部分にアクセントが入っており、エッジの効いたデザインに仕上がっています。また、オーラはテールランプが横一文字でつながっています。
▽内装(インテリア)
インテリアでまず特徴的なのが、助手席前のインパネ部分です。ノートは樹脂素材で、日本伝統の水引をモチーフとした模様が描かれています。一方、オーラではインパネ上部にツイード調ファブリック+ステッチ付き合皮、その下には木目調のフィニッシャーを採用しています。
アームレスト部分は、ノートが合皮、オーラはツイード調ファブリック素材です。
メーターディスプレイにも違いがあり、ノートは7インチ+5インチの分割液晶で、7インチ部分のみがカラーです。一方、オーラは12.3インチのフルデジタル液晶です。
ステアリングは、ノートはXグレードの2WD車で樹脂素材、オーラは全車で本革巻きです。
センターコンソールの基本構造は共通ですが、使用素材に違いがあります。ノートは樹脂パーツでシンプルな造り、一方、オーラは木目調パネルとイルミネーションを採用し、上質感ある仕上がりです。
ドアパネル部分も、オーラはツイード調ファブリックにイルミネーションも採用するなど、質感の高いデザインです。
シート素材はグレードによって異なりますが、ノートの「X」ではトリコット×合皮、オーラの「G」ではツイード調ファブリック×合皮を採用しています。
■ノートとオーラを比較6.安全装備・快適装備
装備に関しては、ノートでオプション扱いの装備がオーラで標準化されているケースもあり、標準状態での安全性・先進性に差があります。
▽安全装備
安全装備は、以下がノートでオプション、オーラで標準装備となっています。
・後側方車両検知警報(BSW)
・後側方衝突防止支援システム(インテリジェント BSI)
・後退時車両検知警報(RCTA)
・インテリジェントアラウンドビューモニター
・インテリジェントルームミラー
・アダプティブLEDヘッドライトシステム
・LEDフォグランプ
ノートでこれらの装備を付ける場合、オプション費用は約18万円です。なお、日産の代名詞ともいえる「プロパイロット」はノートもオーラもオプション設定です。
▽快適装備
快適装備では、たとえば以下のような違いがあります。
・オーラは全車パワーシート(スライド、リクライニング、リフター)装備
・オーラは全車IRカット&スーパーUVカット断熱グリーンガラス採用
・オーラのフロントガラスは遮音機能つき
・オーラは後席にUSB電源ソケットあり
これらはノートで非装備またはオプションのものです。
さらに特徴的な違いとして、オーラはBOSEプレミアムサウンドシステムをオプションで搭載できます。
■ノートとオーラを比較7.走り・乗り心地
ノートの走りは軽快で、滑らかさも感じられます。発進時から中速域にかけてスムーズに加速し、街中でもストレスなく運転できます。乗り心地も十分に快適で、オーラより柔らかいです。
一方、オーラは高出力で高速域まで力強い走りをします。全幅の大きさにより安定感が増し、コーナリング性能も秀逸。さらに静粛性も一段と高いです。乗り心地はノートより硬めですが、決して不快ではありません。
■ノートとオーラ、買うならどっち?
ノートとオーラはそれぞれに良さがあり、一概にどちらのほうが良いとは言えません。ここでは、価格差に対する装備の違いやそれぞれのおすすめケースを紹介します。
▽装備で価格差は埋まるのか
ノートの廉価グレード「X」とオーラの「G」を比較すると、新車の価格差は約50万円です。
このうち約18万円は、オーラに標準装備されている安全装備で埋められます。また、後席のUSB電源は約1万5,000円のオプションであり、さらにパワーシートやIRカット&スーパーUVカット断熱グリーンガラスといった差を考えると、内外装・走行性能以外で30万円分程度の差は埋まるだろうと考えられます。
そのため「残りの20万円程度で内外装を充実させ、走行性能も高めたいか」が一つの選択ポイントといえます。
▽ノートがおすすめな人
価格差と装備差のバランスを踏まえたうえで、以下のような人にはノートをおすすめします。
・デザインよりもコスパ重視
・車のデザインはシンプルなほうがいい
・走行性能や上質感にこだわりがない
・低価格でプロパイロットをつけたい
車自体に大きなこだわりがない人や、プロパイロットをつけたいけどコストを抑えたい人には低価格なノートがおすすめです。
プロパイロットはノートもオーラもセットオプションで、約40万円かかります。そのため、オーラでプロパイロットをつければ乗り出し価格が350万円近くになります。
▽オーラがおすすめな人
以下のような人には、ノートでなくオーラをおすすめします。
・車の高級感や快適性が重要
・高速道路を力強く走りたい
・NISMOに乗りたい
・BOSEプレミアムサウンドを搭載したい
車に上質感や走行性能の高さを求める人にとって、オーラは満足度の高い選択肢です。さらに、オーラユーザーに好評なのが、約40万円のセットオプションでプロパイロットとともに装備されるBOSEプレミアムサウンド。音楽好きの人にとっては魅力的でしょう。
■ノートとオーラは中古車でもチェック
ノートとオーラは中古車の流通量が多く、買い得感のある車も少なくありません。マイナーチェンジ前のモデルにはなりますが、5年落ちなら予算150万円程度の車両も視野に入ります。
希望の予算や条件に合う一台がないか、まずは中古車をチェックしてみてください。
(まいどなニュース/norico)
