ピーク時の日給は50万円、ホストに溺れたM女の傷だらけの日々 「お前はゴミクズ」と罵倒されスタンガンを押し当てられ心の糸が切れた【元ハードSM店キャストに取材】

ホストクラブやメンズ地下アイドルにハマってしまう女性は多く存在します。そこで推しているメンバーを支えようとすればするほど大金が必要になります。しかし誰もが大金を稼ぐような女社長ばかりではありません。

そのため「お金は持っていないけれど推しに会いたい!」と考える女性たちは、お金稼ぎの手段として己の身を犠牲にすることも厭わないのです。なかには、まったく興味がないけれど日給数十万円を狙えるハードSM店に在籍する女性も存在するのでした。

この手の趣味はないけれど担当ホストを応援したいユズさん(仮名・27歳)は、そんなハードSM店でM女としてデビューしました。彼女は、身体的負担の高いプレイやオプションメニューをフル解禁し、最高で日給50万円稼いだことがあると言います(以下『』内、ユズさん談)。

(※以下、過激な表現を含みますので閲覧にはご注意ください※)

■日給30万円を手にするM女、全身傷だらけの日々

『クラブの会員は自分のしたいことがハッキリ決まってるから、応じてくれるキャストを見つけると満足いくプレイのためにいくらでも出すんです。基本料金もオプションもめっちゃ高いので、どんどんプラスすれば支払い金額はあっという間に10万円超えますよ。

それにSMは短時間でサクッと遊ぶタイプの店じゃないので、ほぼロングコースとなると1人当たりの接客時間は長め。売れっ子だと丸1日以上の貸切りもあるらしいです』

利用料金が高額のため客入りに波はあるものの、クラブのお客さんは一度気に入ると“浮気”をしない傾向にあるそう。リピーターがつくと稼ぎの安定を図りやすいのがメリットですが、代償として身体の痛みは相当なもので、彼女は勤務中ほぼ毎日傷だらけでした。

『バラ鞭5発までや1本鞭5発までというように、オプションにも回数が決まってるんです。だから延々と鞭を打たれ続けることはないけれど、それでも痛いものは痛い。嘔吐とか排泄の“汚い系”もやりましたし、M気質が全くないと痛い+精神的苦痛のコンボですよ。それでもあの時は死に物狂いでお金がほしかったんです。

私がしんどかったのは針責めかな……。針好きな客に好かれて週イチでずっとリピートされてたのが地獄でした。あとは女の子が嘔吐する姿が好きでビデオ撮影をする客。めっちゃご飯を食べさせられて、その後吐かされる様子を延々とカメラで撮られるんです』

筆者はセクシー女優現役時代にSMをNGにしていたので、話を聞くだけでクラクラしてしまいます。それと同時に、お金のためにここまで覚悟を決められるユズさんにはたくましさを感じるのでした。

不躾ながら「好きでもないことを毎日続けて、メンタルはどう保っていたのですか」と尋ねたところ「お金。お金と頑張りを褒めてメンケアしてくれる担当ホストだけが心の支えだったの」と彼女は苦笑いしました。

■マニア趣味に耐え切れず逃亡?残されたトラウマ

日給数十万円を手にすれば、担当がボロボロの心と身体を労わってくれます。当時はホスト通い一色の生活を送っていたからこそ、ユズさんは高いモチベーションを保てたのかもしれません。それでも、苦痛過ぎる労働は長続きしないもの。

ある時“なんちゃってS”のようなお客さんに遭遇し、「“お前はゴミクズだ”」と罵倒されながらスタンガンを当てられました。痛みと精神的苦痛で一瞬気を失い、同時に張りつめた糸が一気に切れたのです。

『精神が限界だったんでしょうね。本当に自分がゴミで生きている価値がないんじゃないかと思い始め、接客後に泣き崩れてしまったんです。よく考えたら男のために身体売って、傷跡作ってまで貢ぐって正常じゃないですもん。

こんな生活を続けていたのはたったの8カ月ですけど、何でもやる系のM女だったから予約はそこそこ入ってたんです。だから本当に曲がった趣味の客や、攻め方がヘタクソな偽物のサドにも出会いました。

今でも思い出したくないくらいのトラウマもあるんですよ。SMは自分がいるべき世界ではないと目が覚め、すぐに退店。速攻で店のLINEもブロックして、半年引きこもるくらいにはメンタルがやられていました』

限界を迎えたユズさんは、勢いで担当ホストのLINEも同時にブロックします。これを機にホス狂いを卒業し、1年半の休業期間を経て、現在はスタンダードな風俗店でゆるく働いていています。彼女曰く「ノーマル店はSMクラブに比べると天国」だそうですが、未だに心の傷とトラウマは消えません。

『バカみたいな話ですが、針を見ると思い出してしまうんです。だから少し前まで、裁縫箱のなかの針に触ることもできず、靴下に空いた穴も繕えませんでした。

あと雷の音が一瞬スタンガンに聞こえたりしますし、当時は心を殺して働いていたんだなと最近気づきました。働いている時は何も感じないようにしていたため、今になってダメージが来た感じです。

自分で傷つきに行って、自分で作ったトラウマに悩まされてるんですから、バカすぎて誰にも言えないし早く全部忘れたい。手元になんとかお金だけは残りましたけど、それ以上の傷跡が大きすぎちゃって……』

表情を曇らせるユズさんは最後に「でもホス狂いをやめられただけマシ。もういくところまでいって“脳死”でハードSMやソープ鬼出勤で貢ぎ続けるコもいるくらいなんで」とポツリ。ここでは書けませんが彼女以上にハードな内容のプレイをこなし、たくさんの傷を作りながら大金を手にする例もあるとの話ですから「やめられただけマシ」と思うのも無理はないでしょう。

◆たかなし亜妖(たかなし・あや)

元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。

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