美人シゴデキ女子に……男性「見下されるのでは」「彼女は一人で生きていける」 婚活レースで連敗、解決策は「わざとドジな面をさらして」【結婚相談所代表が解説】
30代の女性Aさんは外資系企業で働くキャリアウーマンです。将来は子どもがほしいと考えていることから、結婚を視野に入れて婚活パーティーなどにも積極的に参加しています。しかし1回会っただけで終わってしまうことが多く、上手く交際まで進めることができずにいました。
自身が仕事を頑張りたいと思っているため、相手にはそこまでの収入は求めておらず容姿も気にしないと伝えているのですが、いい男性と巡り合えないのは何故なのでしょうか。その原因と解決策について、結婚相談所代表の吉野麻衣子さんに話を聞きました。
■無意識のうちに男性の自己肯定感を下げてしまっている
-Aさんのケースで交際に進めない理由として、どのようなことが考えられるでしょうか?
Aさんのように「美人で高収入、仕事もできる(シゴデキ女子)」が1回で敬遠されてしまう最大の理由は、彼女のスペックそのものではなく、「無意識のうちに男性の自己肯定感を下げてしまっている(=俺の出番はないと思わせてしまう)」ことにあります。
結婚や長期的なパートナーシップにおいて、多くの男性は「一緒にいて安らげること」と同時に、「自分の存在価値(自己肯定感)を高めてくれること」を強く求めています。しかし、Aさんのように隙がなく、何でも一人で完璧にこなせてしまう女性を前にすると、男性は「自分が少しでもミスをしたら、理詰めで見下されるのではないか」や「僕がいなくても彼女は一人で生きていける(自分が活躍して彼女のヒーローになれる場面がない)」と思ってしまいます。
つまり男性視点で見ると、初対面の段階では「この完璧な女性と一緒にいるメリット(=男としての自信を満たしてくれる機会)」が全く見えず、そればかりか、一緒にいても、常に自分も完璧でいなければならず、一緒にいることで疲れてしまい、癒しもなく、一緒にいることが苦痛となる状態なのです。
しかし、これは非常にもったいないすれ違いです。本来Aさんのような自立した優秀な女性と付き合うことは、男性にとって「人生でトラブルが起きたとき、感情的にならず論理的に一緒に解決策を考えられる」や「経済的・精神的な安定感を得られる」、「依存しすぎず、お互いの仕事や一人の時間を尊重できる」など、大きなメリットがあるのです。
そのため、男性が「この人は完璧すぎて僕の入る隙間がない」とプレッシャーを感じて引いてしまう前に「彼女はすごい人だけれど、僕にも役割があるし、意外と彼女にも可愛いところがある」と思わせることができれば、彼女のスペックはすべて「強烈なメリット」へと反転します。
-シゴデキ女子だからこそ、婚活する上で意識した方がいいことや気を付けた方がいいことはありますか?
ずばり、意図的に『隙(ドジ)』を見せることです。これにより、男性に「自分だけが知っている特別な優越感」という最大のメリットを与えることができます。
例えばデート中、道を間違えたり、飲み物を少しこぼしてしまったり、あるいは仕事の小さな失敗談を話したとき、すかさずお茶目に「可愛いところでちゃった」と言ってみてください。普段はバリバリ働いている美しい女性の口から出るこの一言は、男性にとってとてつもなく大きなメリット(報酬)を生み出します。
1つは「俺だけが知っている」という強烈な特別感と優越感です。周囲からは「高嶺の花」「隙がない」と思われている女性の、人間らしくて少し抜けている部分を、今、自分だけが目の前で見ている。「こんなに優秀な女性が、俺には心を許してくれている」という事実が、男性の自尊心を大きくくすぐり、自信と喜びに繋がります。
もう1つは「俺がフォローしてあげなければ」という保護欲求の充足です。男性は本能的に「女性の役に立ちたい」「頼られたい」という願望を持っています。完璧に見える女性が自ら「可愛いドジ」を認めた瞬間、男性は「僕がサポートしてあげる余地がある(=自分の存在意義がある)」と心から安心できるのです。
この強烈な「ギャップ」こそが、男性にとって他の女性にはない最大のメリットであり、シゴデキ女子が婚活で勝つための最強の武器になります。
◆吉野麻衣子(よしの・まいこ) 株式会社SMARTBRIDAL代表取締役社長/恋愛婚活心理学者/モデル
結婚相談所SMARTBRIDAL代表。「MBA(経営学)・心理学・AI・オンライン」を融合させた科学的根拠にもとづく戦略的婚活をサポートしている。全国数千社ある結婚相談所のなかで、0.19%未満の成婚マイスターの称号を取得。「離婚しない幸せな結婚」を理念に掲げ、どのような境遇の方でも幸せな結婚ができるよう導いている。
(まいどなニュース特約・長澤 芳子)
