中学の同級生からの久しぶりの連絡…再会を喜ぶも「マルチ商法かーい!」友人を詐欺から救う“感動のストーリー”は怖い話だった!?【漫画】

『マルチ商法』とは、商品を勧めた人がさらにその商品を勧めることで、販売員を増やしていき、ピラミッド式に販路を拡大させていく商法です。場合によっては大きな不利益を生むため、入会には注意が必要でしょう。漫画家・時永保名さんの作品『マルチ商法に気を付けよう!』は、そんなマルチ商法が絡む一幕を描いた物語です。

ある日、主人公のもとに中学の同級生からの連絡が届き、喜んでファミリーレストランへと向かいました。しかし、再会した友人はサプリを持って「これは体の内側から“本来の周波数”を整えて 生まれた頃のエネルギー状態を呼び戻してくれるんだよ!」と嬉々として語りだしました。

主人公は思わず「マルチ商法かーい!」とげんなりします。そんな主人公の気持ちとは裏腹に、友人は主人公にむけて勧誘をし続けます。

そんな友人に対し、主人公は「今ここで彼女の目を覚まさせられるのは私しかいない!」「ここから始まる!感動のサクセスストーリーが!」と意を決します。

まず主人公は「それってマルチ商法だよね?」と率直に言いますが、友人は違法ではないと饒舌に語りだします。「怖い怖い怖い!」と焦る主人公は視点を切り替え、ビジネスの観点から切り出しました。

友人は「商品を紹介して会員を増やせば勝手にお金が入ってくるから、副業としておすすめだよ」と言うものの、主人公は「それであんたは儲かってんの?」と切り込みます。友人は今のところ赤字気味だそうですが、「でもこれで年収1千万稼いでる人もいるって」と語るのでした。

それを見た主人公は、最近は札束でも高級腕時計でもなんでも借りれること、写真の部屋も高級ホテルであることを見抜きます。友人は「え…もしかして私騙されてる?」と、ついにマルチ商法に囚われていることに気付きはじめました。

主人公は、詐欺の大半は言葉から始まると友人を説得します。それを聞いた友人は「こんなものー!!」と叫び、サプリの薬瓶を叩き割ってしまいました。落ち着いたあと、友人は「ありがとう、おかげで目が覚めたよ」「にしてもすごいね、妙に詳しかったし…」と言います。

すると主人公は「それはこの嘘松見藪郎先生の『絶対に騙されなくなるオンラインサロン』に入ってるからだよ!」と嬉々として語りだしました。「今から会員紹介でお得に入会できるよ!」と言われた友人は、「すごーい!入ります!!」とオンラインサロンへと入会していくのでした。

同作について、読者からは「オチに大声だして笑ったw」「ある意味怖い話だった…」などの声が挙がっています。そこで、作者の時永保名さんに話を聞きました。

■言葉の巧みさや強さ、面白みを作品にしたいと思い描いた

-同作を描いたきっかけについて教えてください

友人が勧めてくれた「積読チャンネル」というyoutube動画のなかで、宗教勧誘やマルチ勧誘について語る回があり、そのなかで言葉の巧みさや強さ、面白みを知り、作品にしたいと思ったからです。

-とくにこだわった部分や、お気に入りのコマなどはありますか?

やはり怒涛の勧誘をしている三コマが好きです。説得力がありそうでない、お前は何を言ってるんだ?みたいなセリフを考えるのが楽しかったです。

-時永さんも今作のように、マルチ商法に遭ったご経験はありますか?

マルチ勧誘をされたことはありませんが「お前からのアルバイト勧誘メールがマルチ構文すぎる」と友人から言われたことがあります。相手の好感を得ようとすると自然とそういう文章になるのかもしれません。気を付けよう!

(海川 まこと/漫画収集家)

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