1匹98円 巨大なマンボウに付いた値札に衝撃「安すぎる」「0が2個消えた?」 岩手の鮮魚店で並べて数分で完売
「1匹98円」という、目を疑うような値札が付けられた巨大なマンボウ。岩手県の鮮魚店が投稿したこの衝撃的な光景が、SNSで325万回以上表示され、「安すぎる!」「初めて見た」と驚きの声が広がっています。投稿したのは、陸前高田市の鮮魚店「荒木鮮魚店」のあらっきーさん(@Arakisengyo_yu)。数分で完売したという超人気商品の裏側には、24歳の2代目が仕掛けた粋な計らいと、三陸の豊かな海を伝えたいという熱いこだわりがありました。
「マンボウ1匹98円!!!!もう一度いいマンボウ マンボウ98円!!!!!!! 」という言葉と共に載せられた1枚の写真。そこに映るのは2つのトレーにわたって乗せられている大きなマンボウ。一見見慣れない光景ですが、三陸地域ではマンボウはよく食べられる魚なのだそう。今回、マンボウを仕入れた理由について、あらっきーさんは次のように話します。
「基本的には船の上で漁師さんが処理を行ってくれるので、このようにマンボウ単体での水揚げは稀なんです。せっかくなら『本物のマンボウ』を見てもらいたい、という気持ちで今回仕入れました」
さらに驚くのはこの「1匹98円」という価格。コメントでは「ラベルがずれて0が2個消えちゃった?」と疑いの声も寄せられています。しかし、この価格設定となった背景には、明確な理由がありました。
「マンボウは捌くのに少し手間がかかる魚なので、丸魚の状態だとあまり値段が高くなりません。加えて、『知ってもらう、五感で感じてもらう』という意味で、利益よりも“お客様の記憶に残る魚との出会い”を優先し、この価格に設定させていただきました」
店頭で強烈なインパクトを放っていたというマンボウ。なんと店頭に並べてからわずか数分で売り切れてしまったといいます。
「店頭に並べたらお客様がすごく喜んでくださって、写真を撮る方も多かったです。購入されたお客様も『楽しみだ』と言って帰られたのが印象的でした。基本的にお店では下処理を行っていないので、お客様には捌き方を口頭でお伝えしています」
気になるマンボウの風味は、「旨味よりも食感が特徴的」なのだとか。
「マンボウは三陸ではお刺身、もしくはボイルしたものを酢味噌で食べるのが主流。私も好きな食べ方です」
今回のマンボウのように、普段から珍しい魚や面白い食材を仕入れるよう意識しているというあらっきーさん。お店のモットーやこだわりを明かしてくれました。
「普段からこういった魚を買うことも意識しているため、『毎日通うのが楽しい』と言ってくださるお客様も多いです。当店のこだわりは、地魚を扱い、大船渡を主軸とした三陸ならではの魚を提供すること。地元、県外問わず、たくさんのお客様に三陸の魚のおいしさを伝えたいというのも1つの理由です」
現在24歳という若さで鮮魚店を営んでいる、あらっきーさん。最後に、荒木鮮魚店の今後の展望や読者へのメッセージを聞きました。
「陸前高田の『荒木鮮魚店』を通じて、三陸の幸を世の中へ広げていけたらなと思っております。当店は、個人のお客様だけでなく全国の飲食店様への発送も行っています。XやInstagram、YouTubeでの発信もしているので、ぜひチェックしてみてください。」
