母が白目になる深夜の“謎すぎる家族時間”に反響「お兄ちゃん優しい」「無意味な時間のチリツモが、家族の思い出に」

「今ですか? すっかり寝てる小1の娘が音読の宿題し忘れてることに今さら気づいたところ、高2長男が『しかたない、今日は俺がかわりに読むからサインしてやってくれ』と言いだして、眠すぎるなか高2が読む小1の教科書をきかせられる謎の虚無時間を白目ですごしています。」

そんな一文がX(旧Twitter)に投稿され、多くの人の心をつかんだ。

投稿したのは「友達の友達」さん(@29327703M)。兄妹の母だ。「大好きすぎるwww」「優しさとシュールさが同時に来る」「今しか味わえない時間」といった声が相次ぎ、タイムラインはほっこりとした空気に包まれた。

■深夜に気づいた“音読の宿題忘れ”

この出来事が起きたのは、かなり夜遅い時間だったという。

「正直、めちゃくちゃ眠たかったです。“これ全然意味ない気するな~、私がサインだけすればいいのでは?”と思いながら、ソファで天井を見つめて聞いていました」

小学校1年生の長女はすでに熟睡。しかもその横では、歯磨きをしながらじっと様子を見つめる次男の姿もあり、投稿者さん自身「なにこれ、なんの時間?」と頭の中が真っ白になるほど、シュールな空間だったという。

■なぜ高2の兄が“代読”することに?

音読は本来、長女の日課の宿題。音読そのものは「家族の誰が聞いてもOK」というルールで、普段は兄弟が聞き役になることもあるという。

しかしこの日は、「後でやろう」が積み重なり、気づいたときには娘は夢の中。

「『しまった!音読忘れてた!!どうしよ』と叫んだら、長男が『よし、じゃあ俺がやるわ』と言い出したんです」

こうして、“高2が小1の教科書を音読する”という、前代未聞の時間が始まった。

■「さすがにスラスラ読めるわ!」と自画自賛?

代読する長男の様子も、どこか可笑しかった。

「『おお~、さすがにスラスラ読めるわ!』って、びっくりしながら読んでました(笑)。いや、高2が小1の教科書読めなかったら逆に心配だよ、と思いながら聞いてました」

眠気の限界で白目になりつつも、読み終えたあとにはきちんと「ありがとうございました」とお礼を伝えたという。

■「意味はないけど、優しい」反響に感じたこと

投稿には「いいお兄ちゃん」「愛がある」「情報量が多すぎる」など、多数のリプライが寄せられた。

「“お兄ちゃん優しいね”と言ってくださる方が多くて、みんな優しいなぁと思いました。見方によっては、まったく意味のない行為と時間ですから」

正解でも効率的でもない。それでも、多くの人がこの光景に温かさを感じた理由は、そこに“家族らしさ”が詰まっていたからかもしれない。

■「無意味な時間のチリツモが、家族になる」

投稿者さんは一人っ子で、シングル家庭で育った。

「家族や兄弟がいるって、こんな感じなんだな~と純粋に面白く日常を眺めています」

子育ては、思い通りにならないことの連続。でもそれは、失敗ではなく“積み重ね”なのだという。

「正しいことよりも、どれだけ思い出を作れるかのゲームみたいに思っています。“は?なんこれ?”って笑えるくらい無意味な時間のチリツモで、家族の時間はできている」

いつか子どもたちが苦しい局面に立ったとき、この深夜の“虚無時間”が、ほんの少しでも心を支える思い出になれば…。そんな静かな願いが、このシュールで温かな一夜には込められていた。

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

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