「こんなの解けるわけない!」話題の“アーモンド型”面積問題、母も思わず検索した難問に共感殺到「大人でも無理」

小6の算数の授業で出された図形問題が大人から見ても難易度高い…そんなつぶやきがThreadsに投稿され、話題になっています。

投稿したのは、小6男子の母であり、ハンドメイドアクセサリー作家のたなかさん(@tanakasan_chi)。息子さんが持ち帰った算数プリントで、アーモンドのような図形の面積を求める問題に親子で苦戦したというエピソードに、共感の声が相次ぎました。

投稿で紹介された問題は、8cm辺の正方形に収まったアーモンド形の面積を求めるというもの。扇形の面積から三角形の面積を引き算し、それをさらに2倍するという、ひとつの公式を使ったでは解けない複合図形です。たなかさんは、まずこの点に難しさを感じたといいます。

「頭の中で図形を分解し、どの公式をどの順番で使うのか、複数の公式を記憶していないと式の組み立てができないという点に難易度の高さを感じました」

この問題を見た息子さんは、思わず「こんなの出せない!だってアーモンドの公式まだ習ってないもん!」とこぼしたそう。「アーモンド型の面積を求める公式がある」と思い込んでいた息子さんの様子に、たなかさんは「可愛いと思った」と振り返ります。

そんなたなかさん自身も久しぶりに算数の問題に向き合うことになり、すぐには教えられなかったといいます。

「親として子に教える立場ではありますが、スムーズに解き方を教えるのは無理でした…。『ママちょっとトイレ行ってくるね』と言いその場を離れ、こっそり解き方を検索しました」

今回の問題を通して、たなかさんは想像力の必要性を感じたと話します。

「今回のアーモンド型の面積も然り、ただ公式を暗記するだけでなく、覚えたものをどう使うのかと考える想像力も大切だと感じました。どの教科でもそうですが、物事の一歩先を想像して考える思考力が重要だと感じています」

投稿には、「こんなの大人でも無理」「アーモンドの公式って何」など、同じく子を持つ保護者をはじめ、大人からの共感の声が多く寄せられたそう。

「『こんなの分かる訳ないよ』という声が多かったです。回答を見れば理解できますが、そこに至るまでの柔軟な思考力は、もしかしたら子どもの方が優れているのかも…と感じました」

最近では小学校の授業風景を見ていて、「自分が小学生だった頃との違い」を感じる場面もあったのだとか。

「算数のように明確な答えがある問題の回答を誰かが発表したら、同じ回答だった生徒たちが『同じです!』と全員で声を出すんです。一方で、国語や道徳のように答えがひとつではないような問題に対して意見を述べた際は、『いいと思います!』と全員で言うんです。このようにクラス全体で授業に取り組む姿勢は、私たち親の年代ではなかった習慣のように思います」

一方で家庭では、学校から支給されているタブレットを活用し、息子さんと一緒にゲーム型学習アプリやパソコンを使った宿題に取り組むこともあるそうです。

「息子が暇を持て余していたら、一緒にパソコンを開くようにしています。そのおかげか、小学生ながらにローマ字入力やGoogleドライブを使いこなすなど、大人になっても役立つスキルが身に付いていると思います。これからも悩みながら、できることを増やしてほしいです」

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