3万円で売れ残っていた犬、じっと見つめてくる瞳にキュン→家族に迎えたら、1年で“9キロのデカポメ”に
ペットショップで売れ残っていた、生後5カ月のポメラニアン…。
「どうして家族が決まらないんだろう?」
そう胸をつかまれた飼い主さんが迎えた男の子・蘭丸(らんまる)くんは、今ではInstagramで人気の“デカポメ”に成長しています。
投稿された画像には、大きく成長し、満面の笑顔を見せる“今の姿”が写っています。投稿したのは、蘭丸くんの飼い主(@ranmaru_4444_)さん。どのようにして“運命の出会い”が生まれたのか、話を聞きました。
■ペットショップで目が合った瞬間に…「なぜ家族がいないの?」心をつかまれた出会い
当初、犬を迎える予定はまったくなかったという飼い主さん。先住犬のご飯を買いに行ったとき、ガラスケースの向こうからじっと見つめてくる子犬に気づいたといいます。
「3万円?とても可愛いのに、なぜ?」
当時の蘭丸くんは “お猿期” で毛が抜けており、パッと見ではポメラニアンだと分からなかったほど。それでも何度も会いにいくうち、はしゃぎながらこちらを見つめる瞳に心を射抜かれたといいます。
「介護まで責任を持つ」
そう決めて、お迎えを決意しました。
■室内で“お散歩練習”からスタート 少しずつ家族に心を開いた
迎えた当初はとても臆病だった蘭丸くん。飼い主さんは、焦らず「安心できるケージで家族を眺めてもらう時間」を優先しました。1日3回だけケージの外に出し、少しずつ遊びの時間を増やしていくと…。
「スキップのように走って、顔がニコニコに」
慣れてきたと思った瞬間、今度は破壊活動がスタートしたとか。それも成長のしるしだったと言います。
■1歳で体重は“4倍以上”の9キロに 「サモエド?」「スピッツ?」と声をかけられる日々
生後5カ月で2キロだった蘭丸くん。健康に育ってほしくて「蘭丸マッチョ♪」と歌いながら毎日抱っこしていたという飼い主さん。その結果--1歳で9キロの“デカポメ”に成長!
ハーネスも服も次々にサイズアウト。散歩中には知らない人から、「サモエドの子犬ですか?」「スピッツですか?」と声をかけられることも多いといいます。飼い主さんも予想外だったようで、「5キロくらいかなと思っていたので、9キロまで育つとは…」と驚きを語ります。
■家では破壊神、外ではビビり “強めの物理アタック”も愛しい個性
投稿にもある通り、蘭丸くんは“我が家で1番のヤンチャ”。歯が当たったときに打撲痕が残るほど、全力で遊んでくるそうです。
一方で、外ではとてもビビり。最近は飼い主さんの職場にも同行し、少しずつ自信がついてきたといいます。
■「これからも一緒にいろんな場所へ」飼い主が願う未来
最後に、飼い主さんにこれからの思いを聞きました。
「蘭丸には、のびのび成長してほしい。一緒にたくさんの場所へ行って、思い出を共有したいです。力の加減ができる“心優しいポメラニアン”になってくれたら嬉しいです」
生後5カ月で売れ残っていた1匹の子犬は、今では家族に笑いと幸せを届ける、かけがえのない存在に育っていました。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)





