仕事上の「今日中」は何時まで? 「普通は17時ごろまで!」「23時59分までだろっ!」解釈のズレから大喧嘩【漫画】

仕事でよく使う「今日中にお願いします」という言葉。しかし、この「今日中」の解釈は人によって大きく異なります。その感覚のズレが招いたトラブルを描いた漫画『今日中って何時まで?』(作・まるいがんもさん)がSNSで話題です。

舞台はとある会社のある部署。柔木美和(やわらぎ・みわ)は、第三営業部から届くはずのデータを待ちながらイライラしていました。「今日中に送る」と言われたのに一向に届かず、定時を過ぎても退社できないからです。そんな彼女に、同僚の真締真一(まじめ・しんいち)は「今日中の概念は人によって違いますからね」と静かに語ります。

その後、19時になってもデータは届かず、電話も繋がらない状況に柔木はついに我慢の限界を超えます。真締と共に第三営業部へ乗り込み、担当の又瀬に「いつ送るんですか!」と詰め寄りますが、又瀬は「今日中って言ったじゃん」と悪びれない様子です。

柔木が「普通は定時...17時ごろまでじゃないですかっ!」と主張すると、又瀬は「23時59分までだろっ!」と反論し、言い合いはヒートアップする一方です。ついには柔木が「そんなんやからあんたは万年平社員なんやっ!」と言ってしまい、周囲を凍りつかせます。

2人の言い争いは、真締が間に入ることで収まりましたが、帰り道に駅で怒鳴っている乗客を見た柔木は「自分も同じ顔をしていた」と気付き反省します。翌日、第三営業部へ謝罪に向かった柔木に又瀬も応じ、2人は無事仲直りしました。

同作は東洋経済オンラインにて連載中のオリジナル漫画『真面目なマジメな真締くん』からの抜粋です。 オフィスワーカーなら思わず「あるある!」と頷いてしまうアレコレをユーモアに包んでお届けするオフィスコメディとなっています。

読者からは「今日中というのは社内にいる時間だから定時内でしょ」や「私の勤める会社では夜勤の人がいるので、今日中は23:59まで」など職場によっても違いがある意見が寄せられました。そこで作者のまるいがんもさんに、同作について話を聞きました。

■最終的には丁寧さというか、相手に対しての配慮の話

-まるいがんもさんご自身はこのような経験がありますか?

マンガの内容と同じことは過去にわりとあります(柔木さんのように怒鳴り込んだりケンカはないですが)。

ある日、柔木さんのように待てども待てどもデータがこない。その日の夜に予定があったので僕は相手に「データまだですか?待ってるんですが…」と電話をかけました。返事は「えっ?今日中でしょ?夜に送るつもりでしたよ」と。僕は夕方くらいのイメージ。

このすれ違い以降、何日までに締め切りという場合はきちんと何時まで、例えば17時までになどという感じで時間も伝えるように心がけています。

特に今週中、または金曜中というのは要注意ですね。ただ、シビアでない場合はざっくり何日までとしている場合も多いですね。

-同作のコメント欄で特に印象に残ったコメントがあればお聞かせください。

就業時間内の意見と23時59分までの意見、正直どのコメントもその通りだよな…と思いました。

ただいくつかフリーランスや業種によって変わるんだなというのがなるほどなぁと思いました。

最終的には丁寧さというか、相手に対しての配慮の話だとコメントを読んでいて思いました。

-最後に、伝えたいことがありましたらお願いいたします。

マンガを読んでいただきありがとうございます。また、多くのコメントもありがとうございました!今後も引き続き柔木さんと真締くん、その周りの人間模様をよかったらお楽しみください!

(海川 まこと/漫画収集家)

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