年収500万円以上の男性、62%が「結婚したい」-経済基盤が結婚意欲を左右

経済的な安定と結婚への意欲には、どのような関係があるのでしょうか。インターネットで行ったアンケート調査で、年収500万円以上の男性の62%が「結婚したい」と回答した一方、年収300万円未満では38%にとどまり、24ポイント差がありました。全体では約半数が結婚を前向きに捉えている一方、年齢が上がるにつれて結婚願望は低下する傾向も見られました。

東証スタンダード上場のディーエムソリューションズ株式会社が運営するメディア「Collect.(コレクト)」が、20代から50代の独身男性181人を対象に2025年10月に調べました。

■約半数が「結婚したい」

「結婚願望はありますか?」の質問に、「ある」(17%)「どちらかといえばある」(32%)と、半数が結婚を前向きに捉えていました。「どちらかといえばない」(22%)「結婚願望がない」(29%)と半数が結婚に消極的な結果になり、結婚への意識が二極化していることがうかがえます。

この結果を年代別に見ると、結婚願望に顕著な差がありました。「結婚願望あり」「どちらかといえばある」を足した数値は、20代は70%、30代は55%でした。40代になると31%、50代以上も36%でした。長年の経験から結婚よりも自分らしい生き方を優先する人が増えているようです。

■年収別の結婚願望に明確な相関

年収別に見ると、年収500万円以上では「結婚願望あり」が62%と高い数値を示しましたが、300万円未満は38%にとどまり、24ポイントもの差が生じました。収入の多寡が結婚への意欲に直接影響しており、経済面での余裕が将来のパートナーシップを考えるうえで重要な要素となっていることがわかります。

◇  ◇

ライフスタイルの多様化が進む現代において、結婚は必須ではなく選択肢の一つとなっています。しかし、経済的な不安が結婚の障壁となっている現状も無視できません。今後、より多くの人が自分らしい人生設計を実現できる社会づくりが求められるでしょう。

【出典】Collect.

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