義母が口を付けたスプーンを赤ちゃんに…もうムリ! エリート夫の浮気疑惑も浮上 家庭はどうなる?【漫画】

出産や育児はさまざまなトラブルが発生するものです。なかでも夫婦の親が関わる「嫁姑問題」は、解決するまでかなりの労力を費やすご家庭が多いでしょう。そんな家族間トラブルを描いた作品『どちらかの家庭が崩壊する漫画 カラー再編集版 その2』(作:横山了一さん)で、両極端な2家族の様子が描かれ、SNSで注目されています。

物語は「薬師寺家」と「毒山家」という2つの家庭が舞台。夫の多忙から義母が頻繁に手伝いに来るようになった薬師寺家では、妻のストレスが限界に近づいていました。

義母が離乳食を作っていると、娘のスプーンで味見をし、そのまま同じスプーンで子どもに食べさせようとします。衛生面を心配した妻が慌てて止めると、義母はことの重大さに気づかず高笑いをして反省する様子はありません。その瞬間、妻の心の中で「この人ダメだ」という思いが芽生えます。

一方の毒山家では、夫がなかなか定職につけないことが問題となっています。このままでは生活に困ると判断した妻は、義母が経営するスナックで働くことに。妻のスナックでの仕事は評判がよく、お客さんも大盛り上がりです。また義母との関係は良好で、夫が子どもの世話を引き受けてくれるため、妻は安心して働ける日々を送ります。そんなある日、両家の妻たちはそれぞれの夫に「大事な話がある」と切り出します。

薬師寺家では、妻がついに我慢の限界に達し「義母が入り浸るのをやめてほしい」と切実に訴えます。夫は妻の気持ちを受け止め、協力を約束するのでした。今まで夫に要望を伝えられなかった妻は、やっと自分の思いを伝えられたことで少し救われたように感じます。しかしその直後、夫のスマホに“見知らぬ女性”からの着信が。幸せを取り戻したはずの妻の心に、再び疑念の影が差し込むのでした。

一方の毒山家では、妻からの「大事な話」がまさかの小遣い減額。家計のやりくりのため、夫の小遣いを3000円にすると伝えます。泣く泣く受け入れる夫でしたが、内心は妻への申し訳なさでいっぱい。そんなとき、彼のもとに「月100万円稼げる」という怪しげな話が舞い込みます。「家族のために」と信じてしまう夫。その決断が、家族の運命を大きく揺るがすことになるのです。

読者からは「義母怖い!」「親がフードコートでラーメンを口に入れてから子どもに与えてたのには見てドン引きした」など、義母のスプーン使い回しについて多く言及されていました。

続きが気になる展開の同作について、作者の横山了一さんに詳しく話を聞きました。

■実際に聞いたリアリティを漫画に

ー義母が子どものスプーンを使う話はどこかで聞いた内容なのでしょうか?

こちらはネタ出しをしてくれた、同業者でもある妻が持ってきてくれたアイデアです。ネットだとわりとよく聞く話みたいですね。

ーそれぞれの家族を描くときに、決めていることなどありますか?

それぞれの家族でのシーンに、なるべくリアリティを出すようにしております。うちは仕事が不安定なところが毒山本家にわりと近いかもしれません(笑)

ーこの後、薬師寺家と毒山家はどうなってしまうのでしょうか?

こちらの作品、KADOKAWAからコミックス1巻と電子書籍がラストまでリリースされております。よろしければぜひ、手に取ってみてください!

(海川 まこと/漫画収集家)

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