バイトと勉強、高校生はどちらを優先させるべき? 74.8%の保護者の答え
子どものアルバイトについて、悩んだことはありませんか。日本最大級の教育WEBメディア「こども教育プラス」が行ったアンケート調査では、74.8%が「アルバイトよりも、もっと勉強に注力すべきだった」と回答しました。
「こども教育プラス」の運営を行う株式会社SUNCOREが、高校時代にアルバイトを経験した人の保護者103名を対象に調べました。。
■70%以上の保護者が「もっと勉強すべきだった」と後悔
「子どもの高校時代を振り返って、何にもっと注力すべきだったと思いますか?」という質問に、「勉強(塾・予備校)」が41人(39.8%)、「勉強(自宅学習)」が36人(35.0%)と計74.8%の保護者が「勉強を優先すべきだった」と回答。「アルバイト」と回答した保護者は1人でした。
多くの保護者が、高校時代は学業に時間と労力を費やすべきだったと考えていることが分かります。
■高校生がアルバイトをするデメリットと学力への避けられない影響
「アルバイトは、子どもの学力にどのような影響を与えましたか?」の質問に、「悪影響だった」は38.8%(40人)。「好影響だった」は8.7%(9人)で、「アルバイトが学業に悪影響を及ぼしている」と考える保護者の方が圧倒的に多かったことがわかります。
▽保護者の声
・学校が終わったあとにバイトをすると、家に帰ってきてから普段の勉強をする余力が無くなることがおおかったです。なので子供はテスト前の2週間前くらいからまとめて勉強する感じになったので余裕がない学習計画になっちゃってました。
・夜10時までのバイトで睡眠不足となり、授業中に集中できなくなりました。また、宿題や予習・復習の時間が大幅に減り、テスト前の勉強時間も確保できなかったことで、成績が目に見えて落ちていきました。
保護者の方の体験談から「勉強時間を確保できなくなること」や「心身の疲労や生活リズムのズレ」などを問題意識として持っていることがわかります。
高校生の労働時間に対する調査では、「週5~10時間未満」だった家庭が44.7%(46人)と最多でした。このくらい短時間であれば学業との両立がしやすそうに感じますが、実際のところ、「週5~10時間未満」だった家庭に限定して調査をしても大多数が「もっと勉強すべきだった」と感じているようでした。労働時間の長さよりも、アルバイトそのものが学習習慣や生活リズムに与える影響の大きいことがうかがえます。
【出典】こども教材プラス調べ





