「うわぁ…ラーメン屋すぎる」友人からのプレゼントが業務用!? 「これでキンキンに冷えた水が、出てきたらありがてえ」
「ラーメン屋すぎる」という言葉と共に投稿されたピッチャーの写真がXで話題になっています。そこに写っていたのは、ラーメン屋などの飲食店でよく見かける業務用のピッチャー。自宅の食卓に置くだけでその場をラーメン屋の店内のような雰囲気にしてしまう存在感に、「これでキンキンに冷えた水が出てきたらありがてえ」「水道水と氷を入れてレモンを一切れ入れれば、もうそれでしかない」などのコメントが寄せられました。
投稿主は、生物観察や人間観察の成果をイラストにしてSNSで発信している、こちさん(@cochi_wan)。話題となったピッチャーは友人からもらったものだそうで、「正直、『なんか変なの届いたな』って思いました」と話します。
ある日、突然大きな箱が届き、開けてみると中にはどこかで見覚えのある“業務用ピッチャー”が入っていたのだそう。
「完全にラーメン屋のソレだ…と即座に気づきました。そして、とにかくデカい。存在感がすごすぎて、思わず笑ってしまいました」
このピッチャーを贈ってくれたのは、SNSを通してつながった長年のフォロワーの一人なのだとか。
「思いついたように食料品や雑貨を送ってくれる方で、今回は『自分の家に置くのはちょっと躊躇するから、こちの家に送ってみた』そうです。まるで実験されてる気分です(笑)」
実際に使ってみると、その“ラーメン屋感”は想像以上だったといいます。
「見た目が昔ながらのラーメン屋にあるものと完全に一致していて。氷水を入れて持ち上げると『カラカラ』って音がして、それがもう完全にラーメン屋。飲み物を注ぐだけで、気分は店内です」
食卓にピッチャーを置くと、その存在感はすぐに話題の中心になるそうで、「遊びに来た人のほとんどが、第一声『うわぁ……』って反応します。あまりにラーメン屋すぎて(笑)。最近は『今もまだあれ使ってるの?』とネタにされるくらいです」と語ります。
実は、以前から使っていたグラスも「ラーメン屋すぎる」と友人に言われていたというこちさん。
「そこにこのピッチャーが加わってしまったので、完全にラーメン屋の完成形になってしまいました。逆に、もうここまで来たら清々しいです」
こちさんは普段、氷水を入れて使っているそうですが、さらに「ラーメン屋っぽさ」を増すためのアイデアもあるのだとか。
「冷たい麦茶を入れるのも雰囲気出ますし、輪切りのレモンを浮かべた氷水もおすすめ。より一層『それっぽさ』が増します。もはやこのピッチャーがない食卓が想像できないくらい、存在が自然になってきました(笑)。まさかこんなことで話題になるとは…。でもちょっと、うれしいです」
■「40年間で100万個以上販売」…メーカーに聞いた
このピッチャーは、象印マホービンの「クールピッチャー」という製品。こちさんが所有しているグリーン以外に、ブラウンとベージュのカラー展開もあります。今回の投稿を通してSNSで話題となった「クールピッチャー」について、象印マホービンの担当者にお話を伺いました。
ーー「クールピッチャー」の構造の工夫を教えてください。
「主な特長は4つです。①氷水を入れても結露しない断熱構造を搭載、②口径10cmの広い飲み口、③中が見えるクリアなふた、④軽量で使いやすい樹脂製 になります」
ーー累計販売個数はどのくらいになるのでしょうか?
「1986年に発売した商品なのですが、発売以来、安定して売れ続けています。1996年以降、年間あたり約2~3万個がコンスタントに出荷されており、40年間で約100万個以上が売れています」
ーーラーメン屋で目にする機会が多いという声がありましたが、理由はあるのでしょうか?
「断熱構造なので、容器が結露しない。また、口径が10㎝と広くお手入れしやすい。そして、当社ステンレス製品と比べても価格が安価。こういった理由で選ばれているのではないかと考えております」
ーー「クールピッチャー」がSNSで話題となったことはご存知でしたか?よろしければ、率直なご感想をお聞かせください。
「一般のご家庭向けというより、業務用の製品と考えておりましたので、SNS投稿されているように個人の方がご自宅で使用されるのは当社としては意外ではありましたが、多くの方にご使用いただき嬉しく思っております」





