「私62歳、まだ使ってる」小学生時代の裁縫セット “昭和”の品質にも驚き「うちにもあります」「まだ現役」

小学生の時に購入した裁縫セットを50年以上も使い続けている--そんなXの投稿に多くの共感が寄せられています。投稿したのは現在62歳の女性で、結婚後の暮らしでも裾上げや繕いに活躍してきたといいます。投稿には「私もまだ現役です」と同様の裁縫セットを披露する声が相次ぎ、丁寧に使い続ける姿勢にも注目が集まっています。

「小学校で購入した裁縫セット、私62歳、まだ使ってる…」と投稿したのはカリノトウコ(@linoleums)さん。50年以上前に購入したという裁縫セットは、アジサイ柄のレトロなデザイン。裁ち鋏のカバーや指抜きに本革が使われているなど、セットの中身もしっかりとしたつくりだといいます。

カリノトウコさんがたまたまXを眺めていたところ、41歳の女性による「小学生の時に購入した裁縫セットを今も現役で使っている」という投稿が目に入ったそう。ちょうど自身の手元にも小学校で購入した裁縫箱があったことから、「『私も62歳だけど、まだ現役で使っているなあ』と思って投稿しました」と話します。

独身の頃はほとんど使っていなかったと言いますが、結婚してからは旦那さんのパンツの裾上げや取れたボタンの縫い付け、衣類のほつれ直しや繕いなどによく使っているんだとか。

「当時はこのデザインがあまり好みではなかったのですが、2種類あった選択肢の中から消去法でこちらを選びました。今となっては飽きのこない、大人になっても使える良いデザインだったなと思います」(カリノトウコさん)

投稿に寄せられたコメントの中には「一生使えるものを小学校で購入って結構いい感じだよね」「大事に使ってこられたことがわかります」「すごく綺麗に使ってらっしゃいますね!素晴らしいです!」と、カリノトウコさんの物持ちの良さを称賛する声も見られました。

カリノトウコさんは、裁縫セットの他にも、長く使っているモノについて教えてくれました。

「たしか小学低学年の頃に買ってもらったクレヨンを、靴クリームにない中間色の革靴のメンテナンス用として下駄箱に入れておいて、たまに使っています。

他にも、小学校高学年の頃に買い集めて小さなガラス瓶に詰め替えていたビーズをまだそのまま持っていて、ごくたまに、ビーズが使われている製品の補修や小さなパーツの代用などに使うことがあります。小中学生の頃に集めていた便箋や封筒もまだ持っていますが、手紙を書くことがほとんどなくなったので使ってはいないですね(笑)

あと、自分が買ったものではないですが、レトロなものが好きなので親元を出るときに、子どもの頃から家にあったセルロイドのハンガーや昭和レトロな型押し色ガラスの食器や姫フォークなど、昭和30~40年代の日用品を持ってきて今も使っています」(カリノトウコさん)

そんなカリノトウコさんに、モノを長く使い続けるためのコツはあるのか、伺ってみました。

「特に工夫していることやコツなどはないのですが、まだ使えるものを捨てられない性格なんです。たまたま壊れずにいたので使い続けてきました」(カリノトウコさん)

今回のカリノトウコさんの投稿には、同様に小学生時代に購入した年代物の裁縫セットを紹介する、同年代の人々からのコメントが相次ぎました。「こんなに反響がくるとは思わず、手元にあった裁縫箱をパッと撮って投稿したもので、写真の裁縫箱のフタの柄が逆さになってることにあとで気付いて、裁縫箱に対して『せっかくの晴れ舞台なのにごめんね…』と思いました。

いただいたコメントが多くてひとつひとつにお返事できなくて申し訳なかったですが、好意的なコメントをたくさんいただいてありがたく、また、皆さんの裁縫箱を色々見ることができて楽しかったです」(カリノトウコさん)

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