新卒でもクルマは買える? 手取り20万円の人で生活費をシミュレーション ローン・リース・レンタカーお得なのは

新卒者の場合、「貯金が少なくても車を買える?」「ローンの返済や維持費の支払いに困らない?」と不安になる人は多いです。新卒者でも車をローンで購入し、所有することはできます。手取り20万円の人が車をローン購入した場合の生活費をシミュレーションしているので、まずはそちらをご覧ください。

■車をローン購入した場合の生活費

2021年の新卒者の平均月収は大卒で約23万円、専門学校や短大卒で20万円前後(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」)。このデータをもとに、今回は手取り20万円で一人暮らしの人が車をローン購入した場合の生活費を試算してみました。

   ◇   ◇

家賃:¥60,000

食費:¥30,000

水道光熱費・通信費:¥15,000

交際費・娯楽費・日用品購入費:¥40,000

貯金・予備費:¥10,000

車両代金(ローン返済費用):¥20,000

車の維持費:¥25,000

 ↓

合計:¥200,000

   ◇   ◇

各項目へのお金のかけ方は人それぞれですが、上記試算の場合、車のローン返済には月2万円程度かけられます。今回は一人暮らしの設定のため、家賃も払っています。実家暮らしの場合はもう少し収支に余裕が出るでしょう。

維持費も住んでいる環境や車種によって異なりますが、月々2~3万円程度を見込んでください。詳しくは記事の後半で解説します。

■自動車ローンを組むためのポイント

「勤続年数が長い方が有利」といわれるローンの審査。ここでは、これから働く新卒者がローンを組むためのポイントを5つご紹介します。

▽ポイント① 他の借り入れや分割払いを控える

ローンの審査では、就職先や年収などの属性、自動車ローン以外の借り入れ状況、また過去の支払トラブルの有無を主にチェックされます。

新卒者が特に意識したいのは、他の借り入れや分割払いを控えること。消費者金融などで借り入れをしないのはもちろん、クレジットカードでの分割払い、スマートフォンの端末代金の分割払いなどがあれば、ローン申込前にまとめて払っておきましょう。

▽ポイント② 審査のやさしいところに申し込む

自動車ローンには、大きく分けると以下の2種類があります。

   ◇   ◇

【金融機関のローン(銀行、信用金庫など)】

金利の相場:1~5%

審査の難度:比較的きびしい

【信販会社のローン(ディーラー、自動車販売店など)】

金利の相場:3~10%

審査の難度:比較的通りやすい

   ◇   ◇

一般に、金融機関のローンの方が金利は低く、最終的に支払う利息も少ないです。しかし金融機関は審査が厳しく、新卒者では通過が難しいことも。そのため新卒者の場合は信販会社のローンの方がおすすめです。

なお販売店が独自に分割払いのシステム(自社ローン)を有していることもあります。こちらも審査がありますが、信販会社のローン以上に審査を通過しやすいです。

▽ポイント③ 借入上限額に収まる金額で申し込む

車のローンは、いくらでも借りられる訳ではありません。借入額には上限の目安があり、一般的には「年収の30~40%程度」といわれています。 月収を20万円とした場合、年収は240万円程度。年収240万円前後での借入上限額の目安は以下の通りです。

   ◇   ◇

【借入上限額の目安(年収の30~40%)】

・年収200万円 → 60万円~80万円

・年収250万円 → 75万円~100万円

・年収300万円 → 90万円~120万円

   ◇   ◇

車の購入費が上記の金額を超える場合は、その分を「頭金」として現金で払う必要があります。これを踏まえた上で、どの車種を、新車・中古車のどちらで買うか決めましょう。

【車の購入予算の目安はいくら?】

一般に、車の購入予算は「年収の半分程度」が目安といわれています。ただしこの目安を用いた場合、ローンで購入すると一定の頭金を払わなければいけません。手元に貯金がない場合はローンの借入上限額を目安とした方が良いでしょう。

▽ポイント④ 返済額を月1~3万円程度に留める

ローンの審査では、借入金額だけでなく返済期間や月々の返済額に無理がないかもチェックされます。新卒者の場合は返済額を月1~3万円程度に留めるのがおすすめです。返済期間が長くなるほど支払う利息も増えますが、生活を圧迫するような返済計画は避けましょう。

▽ポイント⑤保証人をつける

年収が少なく、勤続年数も短い新卒者の場合、保証人をつければ審査を通過しやすくなることもあります。申込先から「保証人を付けて欲しい」と言われる場合もあるので、こうしたときには保証人を付けるようにしましょう。

■購入後、維持費は月にいくらかかる?

維持費は購入する車種や住む環境、走行距離などによって異なります。ここでは維持費にどのような項目があるのか、毎月いくらかかるのかの目安をご紹介します。

▽維持費に含まれる項目

維持費には以下のようなものが含まれます。

・自動車税/軽自動車税

・自動車重量税

・自賠責保険料

・車検費用

・任意保険料

・点検・整備費用

・ガソリン代

・駐車場代

自動車税は車の排気量ごとに、自動車重量税は車の重さごとに課税額が決まっています。自賠責保険料はどの車もほとんど費用が変わりません。

その他の費用については車種や住んでいる地域、店舗によって異なります。

▽ボディタイプごとに維持費をシミュレーション

今回は軽自動車、コンパクトカー、SUVを購入した場合の1年あたり及び1カ月あたりの維持費を試算してみました。

   ◇   ◇

【スズキ ワゴンR FX 2WD】

・ボディタイプ:軽

・ガソリン代:¥65,476

・税金:¥19,822

・任意保険:¥69,360

・車検法定費用目安:¥9,510

・車検点検料金:¥11,183

・整備費目安:¥20,000

 ↓

・年間目安:¥195,351

・月々目安 ¥16,279

【マツダ MAZDA2 XD、FF】

・ボディタイプ:コンパクトカー

・ガソリン代:¥57,197

・税金:¥30,500

・任意保険:¥70,040

・車検法定費用目安:¥15,637

・車検点検料金:¥11,917

・整備費目安:¥20,000

 ↓

・年間目安:¥205,290

・月々目安:¥17,108

【トヨタ C-HR G 2WD】

・ボディタイプ:SUV

・ガソリン代:¥66,279

・税金:¥36,000

・任意保険:¥86,520

・車検法定費用目安:¥15,637

・車検点検料金:¥11,917

・整備費目安:¥20,000

 ↓

・年間目安:¥236,352

・月々目安:¥19,696

※年間走行距離10,000㎞、レギュラーガソリン171円/L、軽油151円/Lとして計算。燃料消費率は新車時のカタログ燃費を利用。自動車税、軽自動車税は2022年4月1日以降に購入したとして計算。自動車保険は21歳以上、6等級の場合の相場価格。車検点検料はガリバーの車検サービスを利用した場合の目安費用。保安基準不適合箇所やその他不具合箇所等交換作業工賃や部品代は含んでいない。整備費はオイル交換を6カ月に1回5,000円、バッテリー交換を2年に1回20,000円行ったとして計算。上記はあくまで参考値です。詳しくは車販売店でお見積もりの際にご確認ください

   ◇   ◇

上の表は駐車場代を含んでいないため、駐車場を借りる場合はその費用も含めて維持費を試算しましょう。駐車場代は5,000円~数万円と地域によってさまざまです。

駐車場代も含めた場合、月々の維持費の目安は2~3万円前後です。また軽自動車やコンパクトカーは、ボディサイズの大きい車と比較して維持費が安い傾向があります。

■車を購入する以外の選択肢

現在は車を購入する以外にも、必要なときだけ借りるレンタカーや、定額で長期間クルマを借りる「カーリース」「サブスク」といった選択もあります。

▽月に数回借りるならレンタカーでいい

月に数回遊びに行くのに使う程度であれば、レンタカーを選択する方が良いでしょう。利用料は車の種類やサービスによって異なりますが、1日あたり1万円以内に収まることが多いです。

▽「月々定額」のカーリースサービスは制約も多い

カーリースやサブスクでは、税金や整備費を含めて「毎月2万円」など一定額の支払いで長期間クルマを借りられます。支出額が明確で、収支計画を立てやすいところがメリットです。

ただし定額サービスの場合は小さな傷でも修理しなければいけないことが多く、走行距離などにも制限がかかります。そのため気軽には使いにくいです。途中解約できないプランも多いので、注意が必要です。

プランや車種によりますが月々の支払いを2万円前後にしたい場合、カーリースは9年以上の期間になることが多いでしょう。「新車を10年近く乗り続けたい」「月の収支を分かりやすくしたい」人はカーリースも一考でしょう。ただし、「5,6年後にはアウトドア目的やファミリーカーも検討している」といった人は車購入で検討するのがおすすめです。「車に興味がなく、最初は軽やコンパクトカーで通勤と生活の足のみでいい」といった人も行動範囲が増え、乗り心地の良い車に買い替えたいと考える場合も出てくるかもしれません。

■悩んだら販売店に相談を

車の購入に悩んだ場合は、販売店に相談しましょう。新卒者でも購入しやすい車を紹介してもらえたり、維持費の目安を教えてもらえたりします。また、中古車なら100万円以下の車両も多いです。

(まいどなニュース/norico)

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