最初の飼い主→保護団体→2度目の飼い主→保護団体 人に振り回されたトイプードル 数カ月後「本当の幸せ」をつかむことができた

愛知県を拠点にワンコにかかわるあらゆるお世話をし続ける団体、一般社団法人SORA小さな命を救う会(以下、SORA)。その活動は広範囲にわたり、迷子・飼育放棄・遺棄などで元飼い主と離ればなれになったワンコのレスキューや、動物愛護センターや保健所から殺処分前のワンコの引き出しなどを行っています。

2023年の夏から秋にかけて多くの保護依頼がありました。クリクリの目で笑顔を振り撒くかわいいオスのトイプードルのももすけくんもそのうちの1匹。

そのくったくのない笑顔からは想像できない悲しいバックボーンがあります。実はこのももすけくん、飼い主が過去にとある保護団体より迎え入れたワンコだったのでした。しかし、飼い主が病気を患い「どうしても飼い続けられない」と、再び手放されることになったのです。

■保護犬の飼育放棄の場合、元の団体に戻す契約が多い

保護団体やボランティアチームから迎え入れたワンコを、やむを得ない事情で手放すことになった場合、一般には元の保護団体に戻す契約になっていることが多いです。

ももすけくんを手放すことにした飼い主は、元の保護団体ではなくSORAに相談。SORAのスタッフは勝手に受け入れるわけにもいかないため、元の保護団体に連絡しました。すると「SORAで受け入れていただけるならお願いします」ということで、スタッフはこのももすけくんを保護することにしました。

ここまでの経緯で言えば、ももすけくんは一番最初の飼い主→保護団体→迎え入れた里親→SORAと、「飼い主」が何度も変わる生活をおくっていたわけです。なんともやるせない気持ちになりますが、それでもくったくのない笑顔を見せるももすけくん。その笑顔を前に、スタッフは「今度こそ絶対に幸せになろうね」「一緒にがんばろうね」と声をかけました。

■元気いっぱい食欲旺盛 現在少々ダイエット中

幸い、ももすけくんの健康状態は良好。持ち前の明るさで、とびきりの存在感を放ち、SORAのスタッフの間はもちろん、譲渡会などでもすぐに人気者となりました。

ただし、その元気さから食べすぎてしまいSORAに来てから少々太ってしまったとか。そのため、ももすけくんのお世話をし続けている預かりボランティアさんは量を調整するなどをしているようです。

「もっと食べたいよー!」「どうしてこれだけなのー?」と甘えてくるももすけくんを前に、なんだか申し訳ない気持ちになる預かりボランティアさんですが、それもこれもももすけくんの健康のため。そのご機嫌の笑顔が長く続くように、ダイエットを促してくれています。

■ついに「本当の幸せ」をつかんだ

ももすけくんの里親募集から数カ月が経過。なかなか良縁に結び付かなかったももすけくんですが、後に「迎え入れたい」という里親希望者さんの申し出がありました。かつてSORAからシニアのワンコを迎え入れた優しい家族で、見事ももすけくんはこの家で「本当の幸せ」を掴むことになりました。

すでに9歳になり、シニア犬の域に入ったももすけくんですが、今はこの優しい家族のもとでいっさいの不安のない生活をおくっています。いつまでも健康に笑顔たっぷりの毎日が続くと良いなと思いました。

一般社団法人・SORA小さな命を救う会

https://sora-chiisana.org/

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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