簡単!うまい!がキーワード 「やけくそハンバーグ」「スティック野菜のポリポリ」【2021年の意外なレシピ】

コロナ禍2年目の2021年、昨年に続き、おうち時間が増えました。外食が控えられ、自宅で食事することが中心に。そんなとき「簡単」で「うまい」料理がいいに決まっていますよね。SNSでは意外なレシピがバズりました。ツイ民たちはこぞって話題のレシピを採用しました。そして、まいどなニュース編集部でも、レシピを再現してみました。

■「やけくそハンバーグ」はパックの合いびき肉、そのまま焼くだけ

グルメライターとして活躍する「ちみを」さん(@chimiwo)のツイッター投稿が注目を集めています。「『なんか終わった』ってお気持ちの時には、パックの合い挽き肉に塩胡椒してそのまま両面強火で焼くだけの『やけくそハンバーグ』がオススメ。よくわかんないけど機嫌が良くなります。チーズ乗せるとなお良し」

合いびき肉をそのままフライパンに入れるというワイルドな調理写真にネット上は騒然。「さっそくやってみました」の報告や、「今晩まねしよう」「これいいな」「今週末やる」「ネーミングがいい」などの感想も続々寄せられ、1.3万の「いいね」がつくほどの反響の大きさです。

肉肉しさにひかれて筆者も試してみました。調理時間はわずか10分弱。得意料理は手作りハンバーグという70代の実家の母にも試食してもらったところ、「私の今までの苦労はなんだったの…」と膝から崩れ落ちそうなほど衝撃を受けていました。「タマネギをみじん切りにして、肉をこねて、とにかくすごく時間がかかっていたのに」とため息。分厚い料理本とともに嫁入りした母にとっては、目からうろこのレシピだったようです。最後には「面白い作り方だね。今度自分でもやってみるわ」。バンズに挟めば自家製ハンバーガーにもなりそうです。

あっけないほど簡単で、お財布にもやさしく、何より野性味あふれる肉のうま味。思わず笑いが込み上げてくるレシピです。

■「スティック野菜のポリポリ」に再現者続々

「母から『スティック野菜のポリポリ』とレシピが送られてきた。めちゃうまくてプリッツ並みにポリポリしてる」という、日向コイケ-四畳半編集者(@hygkik)さんの投稿に、食いしん坊なツイ民たちが大きく反応し、4万以上のいいねを集めました。投稿には手書きレシピの写真も掲載されていることから、さっそく再現する人が続出しました。負けじと筆者も挑戦してみました。

<材料> 400ml容器分

・大根 1/5本

・きゅうり 1本

・にんじん 1/2本

(漬け液)

・水 200cc

・酢(米酢) 30cc

・塩 5g

・たかのつめ 1本(そのまま使用)

・ニンニク ひとかけ(切らずに丸ごと)

漬け液を混ぜ合わせ、鍋でひと煮立ちさせて冷まし、スティック状にカットした野菜を漬ける。野菜は塩もみなどせず生のままでOK。日向さん曰く、「一晩でもおいしいですが、個人的には2日目あたりがちょうど良いです!」とのこと。

うちにはちょうどいい容器がなかったので、密封袋に入れて2日寝かせました。冷蔵庫を開ける度目に入って「早く食べたーい」と思うことたびたび。酸味、塩気がどちらもマイルドで、「漬物と生野菜のいいとこ取り」という感じです。たしかにこれならいくらでも食べられる!

みずみずしく爽やかなきゅうり、さっぱりとした中にほんのり甘みのある大根、しっかりとした歯ごたえが快いにんじん、とそれぞれの持ち味が際立っていて食べ飽きることがありません。たかのつめの辛味はそれほど感じず、にんにくの香りだけがほのか~に余韻として残りました。これがまたちょうど良くて! あっという間に完食してしまったので、これから2回目を仕込みます。

■喫茶店風ホットケーキのレシピに「理想のやつやん」

「ホットケーキ焼いた 牛乳を少し減らして、みりんと溶かしバターを大さじ1ずついれると喫茶店の味になると聞いてやってみたら、めっちゃ美味しかった」という、annko(@hanae1210)さんのツイートが25.5万件のいいね、4万近くのリツイートを集めて話題になりました。

きれいなきつね色に焼けたホットケーキは見るからにふわっふわ! リプ欄には「すごい美味しそう カフェで出てくるやつみたいです」「厚みがいいですね」「理想のホットケーキやん」「めっちゃ膨らんでる。天才です」などと称賛のコメントが並びました。筆者も喫茶店風ホットケーキ&レモン汁入りホットケーキを焼いてみました。

<筆者が焼いた喫茶店風ホットケーキ>

みりんとバターを入れる喫茶店風ホットケーキからチャレンジ。スーパーのPB商品であるホットケーキミックスを使いました。たしかにいつもより焼き色がつくのが早いので、火加減は終始弱めで。丁寧に焼いたおかげか、ふっくら仕上がって大満足です。

最初はなにもつけずに食べてみると、annkoさんの言葉の通り味に深みがあり、これだけでも十分おいしくてびっくり! みりんのコクとバターの風味がかなりリッチさを加えています。もちろん追いバターやシロップをかけてもおいしいのですが、まずはプレーン状態でも食べてみることをおすすめします。

<筆者が焼いたレモン汁入りホットケーキ>

続いては、同じホットケーキミックスをパッケージの表示通りに作り、焼く直前にレモン汁を加えてみるパターン。生地にレモン汁を加えたらすぐにしゅわしゅわっという反応が始まり「は、早く焼かねば」とちょっと焦ってしまいました。

焦って焼いたせいか、ふっくら加減では先の喫茶店風に及びませんでしたが(きっと筆者の腕のせい)、食べごたえは明らかに違います。しっとりときめ細かくふわふわ感が繊細な感じで、ほのかな酸味のおかげで後口もさっぱりとしています。

味わい濃厚な喫茶店風、軽やかなレモン汁入り、どちらもとてもおいしかったです。いつものホットケーキにひと技プラスするだけでこんなに味わいが広がるんだと驚きました。ホットケーキ好きな方はぜひともおためしください。

■そうめんはもう茹でないでください!!

「そうめんはもう茹でないでください!!」という衝撃的なツイートが22万近くのいいねを集め、注目されています。投稿したのは、作家・名古屋めし料理家のSwind/神凪唐州(@swind_prv)さん。 

ツイートは「深めのフライパンにお湯を沸騰させ、そうめんを入れて10秒だけかき混ぜたら火をすぐに止めてフタをするだけ。数分後にはちゃんとそうめんになっています! 沸騰させ続けるよりもヌメリが少なく、つるんと美味しい仕上がりに 何より、暑くないのが良いです!!」と続けています。

「詳しい作り方が知りたい方はこちらの動画をぜひどうぞ」とリンクされているのは、香川県・まんのう町にある料理店『田舎そば川原』さんが発信するYouTubeの動画。 

『田舎そば川原』の女将・川原恵美子さんが、自店のYouTubeチャンネル「【田舎そば川原】料理・漬物」で紹介されている「秘伝のそうめんの茹で方」のポイントはこちら。

◎鍋で沸騰させたたっぷりのお湯にパラパラッとそうめんを入れて菜箸でほぐし、再沸騰したら蓋をして火を止める。

◎5分後に(10分後でも変わらないのだそう)そうめんをザルにあけ、流水と氷水でしっかりと冷やしながらもみ洗いをして、そうめんのぬめりを取る。

川原さん曰く「(茹で続けないと)頼りないように思えるけど本当においしい。ねばらずダマにならない」のが特徴とのこと。そうめんのぬめりを徹底的に取ることでねばりが出ず、1時間後でもダマになることなくさらっとした状態がキープできるのだそうです。

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