赤井英和の生態報告ツイートがついに奇書に…「何の役にも立ちませんよ、この本」(著者)

飾らないキャラクターで親しまれる「浪速のロッキー」こと赤井英和さんのあまりにも無防備な普段の姿を淡々と報告する謎のTwitterアカウント「赤井英和の嫁 佳子」(@yomeyoshiko224)が爆発的に注目を集めたのは、今年の5月から6月頃にかけてのことでした。「赤井さんかわいい」「面白すぎる」と大反響を巻き起こす一方、「これ本物なの?」「ちょっと…いや、かなりおかしい」と多くの人を戸惑わせたこのアカウント。投稿主は赤井さんの奥様で事務所社長の佳子さんご本人で、一時は夫婦そろってテレビに何度も出演していたので、それを見て知ったという人もいらっしゃるのでは。そんな佳子さんによる選りすぐりのツイートが、とうとう本になりました。

・足の爪を切ってもらおうと寝転んだら直射日光が顔に当たって悶える

・家の中では窓からの日光を遮るために新聞や座布団を頭に乗せる

・新聞紙で顔の汗を吸うのが日課

・緑のチェック柄シャツを着るよう言われて極彩色の派手なシャツを着る

・ウソをつくと新幹線のように鼻が膨らむ……

微笑ましいものからさすがにちょっと心配になるものまで、佳子さんの日々の投稿から垣間見える赤井さんの生態は、常人の理解を超えた底知れぬ魅力が満載です。それを時に冷ややかに、時に温かくツッコミを入れながら綴る佳子さんのどこか突き放したようなスタンスも人気を集めています。

佳子さんのアカウントは2020年夏に開設され、当初は身の回りの気になる鳥や虫、花のことを投稿していましたが、夫である赤井さんのことを何気なくつぶやいたところ、赤井さんのコアなファンが反応。「許してあげてください」「でも最高だと思います」などのコメントが寄せられるようになり、次第にその面白さを“発見”する人も増えていきました。そして有吉弘行さんがラジオで紹介するなどしたことがきっかけでフォロワーが爆増し、その数は今や22.5万人(11月16日現在)にも上ります。

11月17日に発売される本のタイトルは「赤井図鑑」。反響を呼んだ傑作ツイートの数々を再録し、佳子さんが新たにコメントを書き下ろしています。表紙に使われているのは、バズり始めた時期の記念碑的な名作「たとえ自分がどんなタイミングでも、いってらっしゃいはしてくれる」(2021年6月4日)で人々の目を釘づけにした、玄関先で虚ろな目をして半裸で手を振る赤井さんの衝撃的な写真です。

実は当サイトでも6月、赤井夫妻に直接取材した記事を2回ほど書いています。なんで人気なのかわからない、赤井さんの天然ぶりが「頭に来る」と真顔で話していた佳子さんに、久しぶりに連絡してみました。

-ご無沙汰しております。本のこと、また記事で紹介させてもらいますね。

「黒川さんだ!昨日もおとといも思い出していました」

-なんで…(笑)

「(書籍化は)黒川さんのせい、いや、おかげだなーと」

-滅相もございません(きっかけは有吉さんでしょ…)。

「赤井は本の面白さがわからず、眉間にシワを寄せて読み込んでいます」

-さすがです!ちなみに佳子さん的にはどんな手応えですか?

「本としての手応えはわかりませんが、あらためて眺めてみると、普段赤井の言動に悩まされている自分でも『面白い生き物だなー』と思うタチの悪さです」

「何の役にも立ちませんよ、この本。でも面白いですよ、赤井って」

◇ ◇

「赤井図鑑」は扶桑社から11月17日発売。税込み1650円。

(まいどなニュース・黒川 裕生)

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