えっ、本体、どこ??「私たちが猫と考えるものの実体は、ほぼ毛なのかもしれない」 ある考察が話題に
「私たちが猫と考えるものの実体はほぼ毛なのかもしれない」
猫の実体についての考察がSNS上で大きな注目を集めている。この投稿は猫造形作家の猫ラボさんによるもの(@nekolabo1)。
投稿には段ボール箱に頬からもたれかかる猫ちゃんの画像が添えられているが、たしかにその毛の押しつぶされようを見ると「本体ってそんなに少ないの!?」と驚いてしまう。猫ラボさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「猫は液体。」
「だから狭い所入っていけるんだァ、、、」
「サーマルビューアーで見ると見事にほっそりした顔が見れますよ」
「ほんとうに、どこまでが毛なのか分からなくなりますよね…」
など数々の共感のコメントが寄せられている。
猫ラボさんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):この猫ちゃんのプロフィールを教えてください。
猫ラボ:名前は南天と言います。7歳のメスで、白ブチの「福」と姉妹で保護団体から迎えました。性格は気の強い女王様ですが、人間には甘えんぼです。
中将:このお写真はどのようなシチュエーションで撮影されたものなのでしょうか?
猫ラボ:普段からお気に入りの場所で、夜、人も猫もくつろいでいるときに何気なく撮りました。
猫の造形の仕事をしており普段から猫の形のことばかり考えているのですが、30年猫と暮らし毎日見ているにも関わらず、その認知が覆されるような不思議な形に奥深さを感じつつ撮影しました。
中将:ご投稿に対し数々の共感のコメントが寄せられています。これまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。
猫ラボ:みんな想像以上に猫のほっぺが好きなんだなと思いました(笑)。
「猫は液体(流体)だから」という猫好きの間では常識のコメントもたくさんいただきましたが、私の言いたかったことは「その液体を構成するのはほぼ毛なのではないか」ということなので、そこは猫好きさんの間でこれから熱い議論が交わされることを期待しています。
この説について、後日、ツイートを追加しました。
◇ ◇
猫の生態は神秘と不思議にあふれている。
なお猫ラボさんは昨年6月に発売され好評を得たカプセルトイ「猫ラボ ねこのパン屋さん」の原型制作を担当。
現在、また新たに原型制作の企画に取り掛かっているということだ。羊毛や粘土を用いて魅力的な猫の造形作品を多数発表している猫ラボさん。今後の活躍に注目してゆきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)