海岸線開業20周年企画! 神戸市営地下鉄が「御崎車両基地見学」動画を公開 レポート動画出演をふりかえる

2001年7月7日、神戸市の新長田駅~三宮・花時計前駅間を結ぶ地下鉄として開業し、「夢かもめ」の愛称で沿線の住人に親しまれている神戸市営地下鉄海岸線。4月9日、そんな海岸線が開業20周年を記念して YouTube上で「御崎車両基地見学」動画を公開した。

今回、私は案内人として動画に出演させて頂いたのだが、はじめて訪れた御崎車両基地(神戸市兵庫区)は鉄道ファンにとってワクワクの空間。

職員の方にご案内いただきながら車軸、車両などを点検、メンテナンスする様子やリニアモーター、台車などのパーツを間近に見るというたいへん貴重な体験をさせていただくことができた。

印象的だった「どんなに頑張っても100%にはならない。どこかでトラブルが発生する。しかし、それでもなるべく100%に近づける。それが僕らの仕事です」という職員の方の言葉。

今回の企画への思いや、見どころについてあらためて神戸市営地下鉄の広報担当の方にうかがってみた。

橋本菜津美(以下橋本):普段立ち入ることのできない車両基地をレポートさせていただきとても楽しかったです。これから公開される「海岸線前面展望」も営業運転、試運転中の運転席からの展望を撮影した貴重なものということでワクワクしています。今回の企画はどのようなきっかけで始まったのでしょうか?

担当者:神戸市営地下鉄海岸線の20周年を記念して、みなさまから企画アイデア募集をしたところ、YouTubeで「オンライン車庫見学」「前面展望」の動画を配信してはどうかというアイデアをいただき、企画を進めました。

橋本:今回の動画で鉄道ファンの方に特に注目してほしい部分はどこでしょうか?

担当者:普段見られない御崎車両基地内を橋本菜津美さんの案内でオンライン見学していただきました。安全に運行するために沢山の検査・試験を重ねている様子を是非ご覧頂きたいです。また、前面展望は運転席に特別にカメラを設置しましたので、これまで公開したことのない映像となっています。

橋本:私も実際に現場をレポートする中で、技術者の方々の細やかな作業や安全運行への想いに感動しました。海岸線20周年にあたり今回の動画以外にも何か企画されていることはあるのでしょうか?

担当者:コロナ禍で大きなイベントは開催できませんが、一年を通して沢山のお客様に楽しんで頂けるよう、記憶に残る特別な20周年イヤーにしていきたいと思います。

◇ ◇

今回の撮影に参加させていただくまで、「電車は安全に走って当たり前」と思っていた。しかし今回の撮影を通し、その安全を守るために費やされる労力や情熱がいかに大きなものであるかが少し理解できた気がする。

是非多くの方にYouTube「神戸市交通局沿線NAVI公式チャンネル」をチェックしていただきたいと思う。

(まいどなニュース特約・橋本 菜津美)

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