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11月21日で57歳…神戸・ポートタワー 衰え知らずの「鉄塔の美女」の魅力

美しくくびれたその姿から「鉄塔の美女」の異名を持つ神戸ポートタワーが11月21日、57歳の誕生日を迎えた。ポートタワーと聞けば、「昔、修学旅行で行ったなぁ~」と、思い出に浸る人もけっこういるだろう。「お土産もの屋さんと…展望スペースがあったくらいかな…」と思っているそこのあなた。実は今、大人が楽しめるおしゃれスポットに変化している。まだまだ衰え知らずの美女の魅力をご紹介しよう。

北は六甲山、南は瀬戸内海に挟まれた神戸は古くから酒造りが盛ん。西宮市まで広がる酒造地は灘五郷と呼ばれ、日本一の酒どころだ。そんな灘五郷の26蔵元の日本酒を一堂に集めたバーが、展望3階にある「SAKE TARU LOUNGE」。

お好きな3種飲み比べ(1500円)や、酒かすクリームチーズ(700円)などのメニューを用意する。このフロアは回転展望台になっており、約20分で1周。神戸の景色を360度眺めながら酒を味わえるというわけだ。グルメ雑誌「あまから手帖」や、俳優の三田村邦彦さんの旅番組で取り上げられるなど、実は、じわり人気が広がっている。

1フロア下、展望2階に足を伸ばすと、壁や窓ガラス一面が蛍光色の塗料で大胆に色づけされている。神戸芸術工科大学准教授で画家の廣中薫さんが手がけた。タイトルは「#Space and Rest2020 宙と休息2020」。ダイナミックな色使いに圧倒されること間違いなしだ。こちらは1月末までの限定企画。

展望フロアを後にしても、地上2階に、まだまだ見所がある。挽きたてのコーヒーを味わえる「Souldrip coffee」が11月中旬にオープンした。すぐ横にはギャラリーがあり、若手アーティストの作品などがずらりと並ぶ。コーヒー片手にソファーに腰掛け、ゆったりと過ごせる。

さらにタワーの外側には、こだわりのクラフトビールを提供する神戸の人気ブルワリー「IN THA DOOR BREWING」が6月から出店している。タワーに入場する時間が無い人も、こだわりのビールをテイクアウトして、港の散策を楽しむのもいい。

これらの仕掛け人は、地元クリエーターの坂野雅さん。東京の大手広告代理店で勤め、ふるさと神戸で独立。その時に「鉄塔の美女」に恋をし、以来10年間、ポートタワーのPRや魅力向上に取り組んでいる。「東京から帰ってきた時、世の中には先がとがったタワーが多いのに、ポートタワーは八の字のような形をしていて縁起がいいと思いました」と坂野さん。「今では鍵穴の形だな、と思っています。扉を開けると神戸の名産が飛び出してくるように、ポートタワーから地元の魅力を発信したいですね」

■神戸ポートタワー
入場料 大人700円/小中高300円
神戸市中央区波止場町5-5
078-391-6751

(まいどなニュース/神戸新聞・中務 庸子)

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