プロに100%頼らないで!流行に流されず、自分を知り尽くして「セルフプロデュース」を

 美容のことは「プロに任せるのが一番」と、あなたは考えていませんか?

 例えば、ヘアーサロンに行って「お任せします」とヘアースタイリストにご自身のヘアースタイルを委(ゆだ)ねたとします。任せてしまっているのに、どんなスタイルに仕上がるのかしら…。髪を切った直後も「このヘアースタイルは(本当に自分に)似合っているかな」と不安になったりもします。なぜ、こうなるのかといえば、ヘアースタイリストにお任せ状態でカットを託したからです。

 私の場合でいえば、私のヘアースタイルは両サイドを顎(あご)のラインにそろえれば、顔とのバランスが一番いいということを知り尽くしています。だから、どこのヘアーサロンでも、私のオーダーは変わりません。ところが、あるサロンで、そうオーダーしたにもかかわらず、いきなりばっさりと髪の毛を切られたことがありました。

 有名サロンで、トップヘアースタイリスト曰(いわ)く「僕にまかせて」と。これは、流行のスタイルである上に、夏だから軽くすべき、とした彼の親切心でした。けれど、流行や季節に流されず、クライアントのオーダーに合わせ、キープすべきところはキープする、それが本当のプロだと私はいいたいですね。

 だって、私の方がずっと長く自分の顔と付き合ってきたのだから、誰よりもよく似合うスタイルを知っているのです。自分の似合うものを自分の目で見つけましょう!プロが言うままに任せず、「自分に似合うものは何か」を知ることが大切です。

 メイクも同じことが言えます。「今年の春はゴールドのアイシャドウがマストアイテム」と雑誌やCMで言っていたとしても、果たしてそれがあなたにとっての最高のカラーであるかかどうかを考えてみてください。

 撮影のときの照明はゴールドのアイシャドウを際立たせ、目元をくっきり見せるための特別なものです。

 しかし、あなたにとって日常生活でのライトや光では逆にくすんで、暗い印象を与えるかもしれません。それに気がつくことが、第一歩。メイクアップのスタートは、あなたの顔のパーツを活かせる基本色以外は使わないことです。

 大切なポイントは、どんなアイシャドウもチークシャドウもまずマットシャドウでベースづくりをし、その上にパールトーンのシャドウを重ねることです。人がどのように思うか、世間では何が流行っているかではありません。自分には「何が似合うのか」を知ることが先決なのです。

 メイクはセルフプロデュースの必須アイテム。周りに流される前に、ゆるぎない、あなた自身の「美の法則」を創り上げましょう。

(トータルビューティープロデューサー・アケミS.ミラー)

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