安田純平氏 バッシングの矛盾を指摘「国民」という大樹の側からの批判は自分が不安だから?

 ジャーナリストの安田純平氏(45)が26日夜にツイッターを連続更新。自身に対するバッシングに対して思いのたけをつづった。

 安田氏は「トルコで宿泊していたホテルから旅券のコピーを入手したメディアが本名を隠して報じたために「在日認定」、質の悪いコピーで特殊印刷部分が写っていないので『旅券偽造』というデマがいまだに流されていますが、そもそも人の身分証明書を世界中に晒す報道の意義がどこにあるのか理解できません」とツイートし、「国籍詐称とか旅券偽造とかいまだに言っている人々は、私じゃなくて日本の外務省や警察をけなすことになっていると気づいていないのか、実はそっちが狙いなのか」と反論した。

 さらに「母が、何もしないでいるといろいろ考えてしまうのでひたすら鶴を折り、1万羽になったので気分を変えて、『星に願いを』と星を折り始めたところで取材が来て、星を映して『千羽鶴』と報じたところ、今度は『星を折るのは韓国人』という話がネットに出回りました」と理不尽な思いをしたことを明かした。

 また、安田氏は「ちなみに、海外に家族旅行をしようと考えたのは、帰国した頃から『死ね』とかいう匿名メールやメッセージがときどき来るので、家族が心配で気が休まらないから、周囲を警戒しなくてよさそうな海外でのんびりしようと思ったためです。彼らは『謝りも感謝もしない』と今でも言いますが、解放翌日に来た日本大使館員に第一声で謝意を伝えています。しかし、40カ月ぶりに一般人の前に初めて出た飛行機の中で、通路を塞いでいきなりカメラを向けてきた記者に対してそれを言わなければ『謝りも感謝もしないクズ』と言われ続けるわけです」と、思いを一気に吐露した。

 安田氏は「『国民に謝れ』ということのようですが、『謝ってほしくない』という人もいるわけで、国民を代表しているというその自信はどこから来ているのでしょうか。記者を『国民の代表』ととらえているということですかね。日頃は『記者は国民の代表じゃない』と言っていそうな人たちですが」とバッシングする人たちの矛盾を指摘した。

 さらに同氏は「『国民に』『みんなに』という人たちは『自分に』とは言いません。自分が『国民』『みんな』の側で、大樹の側に寄っていると思ったほうが安心できるという心情は理解できます。そうではないかもと考えるところから思考が深まるのですが、つかまるものがないと自分で立たないといけなくて不安ですから」と詩論を展開した。

 安田氏は「そして最後は必ず『心配してたのに何だその態度は』という話になります。デマや誹謗中傷を拡散するのが『心配』の表れだとは、さすがにそれは難解です。デマや誹謗中傷に反論すると『心配して損した』になるというのが『心配の裏返し』だとは、それもなかなか理解が難しいです」と皮肉を込めて締めくくった。

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