“繁殖”する「赤と黒の竹」が話題に 東京・代官山で1000本が密集

植え込みにはえる赤と黒の竹=東京・代官山
植え込みに生い茂る赤と黒の竹=東京・代官山
夜になると赤い光を放つ赤と黒の竹=東京・代官山
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 なんじゃ、これは!?東京・代官山に「赤と黒の竹」が“繁殖”しているとSNSで話題になっている。さっそく現場に足を運んだ。

 東急東横線の代官山駅から徒歩5分ほど。書店やコーヒーショップ、レストラン、家具店、クリニックなどが集まった商業施設エリアがある。そこに11月下旬から「赤と黒の竹」が大量に出現しているのだ。ノートに「正」の字を書きながら、1時間以上かけて数えてみた。各店舗の周辺、庭園内の道沿いや植え込みにトータルで1000本ほどがびっしりと密集している。

 材質は竹ではなく、プラスチック製だろうか。黒い筒の中は赤く、赤い筒の中は赤い。直径10センチ弱、高さは約30~120センチほどの長短があり、いずれも先端が斜めに切られた竹やり状態だ。暗くなると穴の中からオレンジ色や照明によって赤くも見える暖色系の光を発し、それが“あんどん”のようでもあり、また遠目から見ると、この時期、クリスマスに向けたイルミネーションにもなっている。

 実はこの“竹”、現地で今月16日まで期間限定ショップをオープンした有名ファッションブランドとの関連で設置されたようだ。来訪者にとってはインスタ映(ば)えするオブジェとなって、師走も半ばに差し掛かった今も人気を呼んでいる。

 ツイッターでも「全てがスタイリッシュ」「ギャグ線高いな東京」「草(※「笑」を意味するネット用語)を超えて竹」「春にはタケノコも生やして欲しい」「おじいさんが切ると中から(同ブランドの)ツイードをまとった女の子が生まれてしまう」といったツイートであふれていた。筆者は映画で目にする“忍者の罠(わな)”を勝手に連想した。

 「お東京のお代官山」(ツイッター投稿者の表現)という大都会のおしゃれスポットに突然登場した「赤と黒の竹林」。期間限定だけに、見ておくのなら今のうちだ。現場はスマホを手に記念撮影する若者や外国人観光客でにぎわい、SNSで情報が拡散している。(デイリースポーツ・北村泰介)

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