海外老舗メーカー開発の純米酒専用グラス ボーナスシーズン到来…ご褒美に最適?

オーストリアの老舗ワイングラスメーカーが開発した純米酒専用グラス
いつもの純米酒がワンランクアップ
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 今年の公務員の夏のボーナス支給日は今月29日。民間企業は6月中旬から7月中旬が一般的で、すでにちまたでは“ボーナス商戦”がスタートしている。ローン返済や貯蓄で大半が消える…という声も多いが、せっかくなら“ちょっといいもの”も手に入れたい。そんな中、260年以上もの歴史を誇るワイングラスの老舗「リーデル」(本社・オーストリア)が開発した日本酒の純米酒専用グラスが話題になっている。

 リーデルはブドウの品種ごとに形状を変えたワイングラスを世界で初めて開発したグラスメーカー。ワインそれぞれの個性を引き出すために、世界中のワイン生産者たちと共に納得のいくまでテイスティングを繰り返し、最適なワイングラスの形状を探し当てる。このプロセスは純米酒専用グラスの開発においても同様で、開発期間はなんと約8年。プロジェクトが一時休止したこともあったが、試行錯誤を繰り返し、今年4月19日、ようやく発売にこぎつけた。

 実は同社は2000年に日本酒の大吟醸専用グラスを発売している。それまで“とっくりとおちょこ”もしくは“升にコップ”で飲むのが一般的だった日本酒だが、『大吟醸』グラスの登場により“日本酒をワイングラスで楽しむ”という新しい選択肢が生まれた。

 ただ、『大吟醸』グラスは縦長の卵型で、華やかな香りやすっきりとした味わいを感じるのには最適な形状だったが、大吟醸酒以外の日本酒を注ぐと残念ながらその魅力が伝わらなかった。そこで同社は食中酒としても注目されている純米酒に焦点を定め、10年に開発プロジェクトを始動。ちなみに純米酒とは、米、米麹、水のみを原料にして醸造したもので、一般的に米のうまみやコク、ふくよかさが強調される。

 それから8年の間に、のべ170人の蔵元と日本酒専門家を集め、42回ものワークショップを経てテイスティングと議論を重ね、純米酒特有の“うまみ”を楽しむのに最適な形状を選定した。大ぶりで横長、飲み口の口径がかなり大きいのが特徴だ。同社10代目当主ゲオルグ・リーデル氏は「この形状のグラスで飲むと、純米酒の滑らかな飲み口や甘みが際立つ」と説明する。純米酒特有のふくよかな米のうまみが引き出され、柔らかくクリーミーな質感が口中に長くとどまるという。

 日本酒好きならぜひ持っておきたい純米酒専用グラス。このグラスで飲むだけで、いつもの純米酒がワンランクアップするかもしれない。自分へのご褒美に、あるいは日本酒が好きな人への贈り物にもうってつけだ。リーデル〈エクストリーム シリーズ〉『純米(1個入り)』は、3240円(税込み)で販売。リーデル公式オンラインショップで購入できる。(デイリースポーツ特約記者・山王かおり)

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