Bリーガー輩出の体育館、好立地でアクセス抜群

 観客席には年代物のベンチが
 桜材のフローリングが使われている東淀川体育館のコート
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 野球にサッカーや陸上など、連日ニュースにあふれているスポーツ界。そんな中、普段は取り上げられない規模の大会や、選手の練習に使用されているアリーナ、スタジアムがある。日本のスポーツを下支えしている舞台を紹介するシリーズは今回、東淀川体育館(大阪市東淀川区)に注目した。

 平日の午前中というのに、アリーナはママさんバレーの練習で活気に満ちていた。最近では珍しいという、赤みの少ない桜材のフローリングが、明るく光を反射させながら、選手のプレーを支えていた。観客席には年代物の木製ベンチ。東淀川体育館は1968年の開館以来、地味ながらも確かな足取りで歴史を紡いできた。

 バレーボール、バスケットボールのコートは2面設置できる。小学校の体育館程度の広さだが、大会の開催実績は幅広い。卓球やバドミントン、バレーボール、バスケットボールやフェンシングと、中学生や関西学生や実業団、全国大会のブロック予選など、近畿全域の選手が集う大会が目立つ。

 バスケットボールでは春の関西学生選手権の決勝や、秋の1部リーグ戦で使用されている。関西の大学出身のBリーグ選手は、ほぼ全員がこの体育館でプレーしてきたことになる。

 近畿全域の選手が集う要因は、アクセスの良さにある。JR新大阪駅東口から約300メートルの好立地。新大阪駅まで新快速なら兵庫・三ノ宮駅から約26分、京都からは約23分、滋賀・守山から約50分で移動できる。和歌山からは特急で約1時間7分、奈良からも1時間程度だ。

 好立地なだけに、近年は企業や専門学校の運動会や学内大会にも利用されている。昨年の体育館年間使用率は96.7 %、今年6月に限っては同100%の数字を誇っている。

 一方で、建物自体は一戸建てやマンションに囲まれ、入り口は一方通行の細い道に接している。初めて訪れる人はここにあるの、と拍子抜けしてしまいそうだ。体育館によると、1968年の開館当時は田んぼや畑に囲まれ、新大阪駅東口から目視できたが、都市開発が進んで現在の形になったという。

 体育館の管理者は「古い建物で夏は暑くて冬は寒いと言われるんですけど」と苦笑しつつ「たくさんの方に利用していただいているので、整備をきっちりして、ここに来て良かったと思っていただけるよう頑張りたいです」と話していた。(デイリースポーツ・山本鋼平)

 【東淀川体育館アラカルト】

◆住所 大阪市東淀川区東中島4-4-4 

◆開館 1968年7月17日

◆建築面積 2,368.59平方メートル

◆競技場面積 37.1m×34.2m(1,268.82平方メートル) 

◆構造 鉄筋コンクリート3階(2、3階が体育館)

◆観覧席 770席

◆主な大会実績 〈バレーボール〉全国ママさん大会大阪代表決勝大会 〈バスケットボール〉関西学生選手権、近畿実業団選手権 〈卓球〉全日本選手権カデットの部予選、全国ホープス予選、全日本選手権予選 〈バドミントン〉全日本中学生選手権大阪予選、定時通信制高等近畿大会 〈フェンシング〉関西学生リーグ戦サーブル会

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