常磐大、茨城品種イチゴでビール 大学生が開発、生産者と
常磐大学(水戸市)の学生が地元醸造所などと協力して、2024年春から茨城県オリジナル品種のイチゴ「いばらキッス」を使ったクラフトビール開発に取り組んでいる。収穫から販売までの全工程に関わり「農業県茨城の魅力を伝えたい」と奔走。醸造所側も若年層向けの販路開拓に期待する。
「酔いちご」と名付けたクラフトビールは、いばらキッスの高い糖度と豊かな香りを生かし、香料を使わずに造る。イチゴの量を麦芽より多くし、果実のみずみずしさを堪能できる味わいに仕上げた。「どことなく白ワインに似ている」「甘すぎず日本食に合う」などと、飲食店での評判も上々だ。
手がけるのは、総合政策学部の奥野辰広准教授のゼミに所属する学生。地域企業を支援する大学の事業をきっかけに、販路拡大を目指す水戸市の「大工町醸造所」と、同県常陸太田市の「萩谷いちご園」との共同開発に至った。
学生はイチゴの収穫やヘタ落とし、低温殺菌加工、販売促進イベントなど、生産、販売のほぼ全ての作業に関与した。
JR水戸駅で2月に開いた試飲会では、100本以上を売り上げた。
