京都駅「京風焼き鳥弁当」1300円

 パッケージに右大文字と、古都らしい清水寺三重の塔をほうふつさせる水墨画のような絵がプリントされている。祇園原了郭の黒七味入りが写真と文字で紹介され、タイトル通り京都の雰囲気が漂う。中身も写真で示されていて内容が確認できるのもありがたい。パッケージを外してふたを取ると、お手拭き、七味、調味たれが別包装でフィルムの上に載る。それらをのけると、おいしそうな鳥尽くしが見えて、はやる気持ちを抑え箸を割った。

 まずは長径5cmほどもある大きな鳥肉にかぶりついた。焼き鳥店で頼む塩味の利いたもも肉で、歯応えもしっかりしている。

 その下に控えるご飯は醤油ベースの味付け飯で、上に刻みのりが散らしてある。

 長ネギはあぶったせいか焼き目がしっかりついていて、よくかむと甘味と、ほのかな香ばしさの同居を感じた。

 ここで七味を投入。味にパンチが加わっておいしさが倍増した。かけすぎると本当に辛いので注意が必要だ。

 さらに調味たれをかける。甘辛味プラスうるおいが追加され、ご飯との相性がさらに良くなった。

 2個入ったつくねは特に調味たれとマッチし、うずらの卵も2個。駅弁では珍しい複数入りで、食べなくても分かる安心の箸休めでもある。

 緑のシシトウの素揚げ、ピンクのショウガは彩りを演出だ。

 一口では食べ切れない鳥肉が6つも入っていて、味変も2回できて3つの味を楽しめる。子供らと2人で食べてもシェアしやすく、私のような鳥好きには十分に満足できる駅弁だ。

 1300円。東海道本線・京都駅「㈱淡路屋」TEL0784311682

(まいどなニュース/デイリースポーツ・柴田 直記)

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