日本製紙、業績予想撤回 地震の影響「算定困難」
日本製紙は5日、2027年3月期連結業績予想を取り下げ「未定」とした。今年5月に起きた米国子会社の爆発事故や、熊本県の地震で八代工場(同県八代市)が被災したことを受け「グループの業績への影響を合理的に算定することが困難」と判断した。
今年5月時点の予想では、売上高が1兆2200億円、純利益は100億円と見込んでいた。
八代工場では9人が亡くなり、操業再開のめどが立っていない。28年までに八代工場に約310億円を投じ、トイレットペーパーなど家庭向け製品の生産を始める計画だったが、先行きが不透明になった。
米国工場はタンクの破裂で11人が亡くなり操業を停止した。今後、賠償を含む多額の損失計上が見込まれる。
