NY原油反発、終値98ドル台 米追加派兵報道で供給不安
【ニューヨーク共同】20日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は反発した。米イスラエルとイランの交戦が続く中、トランプ米政権による中東への追加派兵報道などを受け、供給混乱への不安が強まった。指標の米国産標準油種(WTI)の4月渡しは前日比2・18ドル高の1バレル=98・32ドルで取引を終えた。
欧州の代表的な原油指標である北海ブレント原油先物も112ドル台に上昇して引け、ロイター通信によると2022年7月以来の高値を付けた。
米政権が海軍の強襲揚陸艦と海兵隊部隊を中東方面に追加派遣すると伝わった。ロイターによると、中東では石油関連施設や輸送インフラへの攻撃が相次いでおり、ホルムズ海峡を通じた原油供給の混乱が続いている。イラクでは外国企業が開発する油田で不可抗力(フォースマジュール)が宣言され、市場では供給回復に時間がかかるとの見方が強まっている。
20日でWTIの4月渡しの取引は終了した。取引量が最も多い5月渡しは2・68ドル高の1バレル=98・23ドルで取引を終えた。
