日鉄、26年3月期赤字幅が拡大 700億円、鉄鋼需要鈍化で

 決算記者会見で説明する日本製鉄の岩井尚彦CFO=5日午後、東京都千代田区
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 日本製鉄は5日、2026年3月期の連結業績予想を下方修正し、純損益が従来の600億円の赤字から700億円の赤字(前期は3502億円の黒字)に拡大する見通しだと発表した。世界的な鉄鋼需要の鈍化による市況の悪化や、一部設備のトラブルが影響する。

 昨年12月に北日本製鉄所室蘭地区(北海道室蘭市)で起きた火災で高炉を一時的に休止し、生産が滞っている。このトラブルで一時的な利益減少を見込んだ。4月に本格稼働させる方向で作業を進めている。

 通期の業績予想に関連し、昨年6月に買収した米鉄鋼大手USスチールの利益面での貢献は、引き続きゼロと見込んだ。岩井尚彦最高財務責任者(CFO)は決算記者会見で「統合後に(米市況が)落ち込んだ影響だ。市況回復を前提にすればそれなりの収益回復は見込める」と説明した。

 同時に公表した25年4~12月期連結決算は、売上高に当たる売上収益が前年同期比10・7%増の7兆2563億円で、純損益が450億円の赤字(前年同期は3620億円の黒字)だった。

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