農業法人の倒産過去最多 25年、資材や人件費圧迫

 稲作や畜産を営む農業法人の倒産件数が2025年は103件に上り、記録が残る1989年以降で過去最多となった。東京商工リサーチが19日までに明らかにした。円安による資材価格の高騰や人件費の上昇が経営を圧迫した。小・零細企業が目立った。

 これまでの最多は24年の87件で、大幅に上回った。理由は「物価高」が20件。「人手不足」は14件だった。資本金1千万円未満が82件と約8割を占めた。担当者は「原材料費が上昇しても(販売する生産物への)価格転嫁を進められなかった」と指摘した。後継者不足も影響したという。

 業種別では野菜が42件で最多だった。酪農が13件、花きと肉用牛生産が8件で続いた。

 地域別では九州が24件で最多。次が近畿で17件、中部が16件、関東が13件、東北が12件、中国が9件、四国が6件。北海道と北陸がともに3件で最小だった。

 資材やエネルギー、飼料の価格は22年以降、円安やロシアのウクライナ侵攻の影響で上昇している。

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