米FRB議長が捜査対象に 議会証言、「政権の脅迫」と反発
【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は11日、昨年の自身の議会証言を巡り司法当局の捜査対象になっていると明らかにした。動画声明でこの事実を公表し「政権による脅迫と圧力」だと反発。捜査は金融政策で大統領の意向に従っていない結果だとし、中央銀行の独立を脅かす行為だと非難した。
トランプ大統領は自身が望む利下げに抵抗しているとしてパウエル氏を執拗に攻撃してきた。中銀トップが捜査を受けるのは異例の事態。トランプ氏は11日、NBCテレビに「(捜査については)何も知らないが、パウエル氏はあまり出来が良くない」と述べた。
パウエル氏によると、司法省から大陪審への召喚状が届いた。米紙ニューヨーク・タイムズによると、トランプ政権が任命したワシントンの連邦地検トップ、ピロ連邦検事が昨年11月に捜査を承認。FRB本部の改修工事に関して議会に虚偽の報告をしたかどうかが焦点だが、証拠が集まらなければ起訴には至らない。
