利上げなら「歴史的変化」 全銀協の半沢会長

 全国銀行協会(全銀協)の半沢淳一会長(三菱UFJ銀行頭取)は18日の定例記者会見で、日銀が19日の金融政策決定会合で政策金利を30年ぶりの水準となる0・75%程度に引き上げれば「歴史的な環境変化だ」と述べた。銀行の収益の原資である預金の獲得に向け、デジタル技術の活用や利便性の向上が必要だと訴えた。

 高市政権による財政拡張への懸念から、長期金利が2%に迫っていることに対しては「企業や家計の借り入れによる利払い負担に徐々に影響が出る」と懸念を示した。日本国債の格下げリスクになるとも指摘した。

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