「BUTTER」出版契約解消 差別コラム巡り柚木麻子さん

 作家の柚木麻子さん(44)が、世界的なベストセラーになった小説「BUTTER」の新潮社との出版契約を解消したことを22日、自身のインスタグラムで公表した。週刊新潮が昨年、作家の深沢潮さんの出自に関する差別的なコラムを掲載したことを挙げ「私なりの最大限の意思表示です」としている。今後、河出書房新社が出版する。

 「BUTTER」は首都圏連続不審死事件の木嶋佳苗死刑囚をモチーフにした作品。40カ国・地域で翻訳出版が決定し、累計約170万部となっている。

 投稿で柚木さんは「(深沢さんの)負担、孤立を見聞きし、出版というシステムの在り方を深く考え直す契機の一つ」になったと説明。さらに「差別や排除に対しどう立ち向かうべきか」や「自分にできる具体的なアクションは何か」を検討し、版権を移すことを決めたという。新潮社から出版されている他の著作の契約は継続するという。

 週刊新潮は昨年、作家の高山正之さんが朝鮮半島にルーツのある深沢さんらを「日本名を使うな」などと攻撃するコラムを掲載した。

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