NHKの戦争特番を映画化 モデルの遺族は名誉毀損で提訴
映画配給会社の東京テアトルは25日、NHKが8月に放送した戦争特番のドラマパートを基にした映画「開戦前夜」を来年以降に劇場公開すると明らかにした。番組を巡っては、モデルとなった人物の遺族が名誉を毀損されたとして、NHKなどや脚本・演出を担当した映画監督の石井裕也さんに対し損害賠償訴訟を起こしている。
番組は8月16、17日に放送されたNHKスペシャル「シミュレーション 昭和16年夏の敗戦」で、戦時下の「総力戦研究所」が題材。所長の孫で元外交官の飯村豊さんは、誤った描写で祖父の人物像が不当にゆがめられたなどとして、12月24日に東京地裁に提訴した。
