元サッカー日本代表でタレントの前園真聖が９日、ブログを更新し、サッカー日本代表の新監督となった西野朗氏について「選手とのコミュニケーションを大事にして、選手の特徴や良さを一番引き出してくれる」と、その特徴を訴えた。前園は９６年アトランタ五輪で西野監督の下、ブラジルに勝利する“マイアミの奇跡”を実現している。

　前園は、今回のハリルホジッチ監督の電撃解任に「このタイミングでのハリルホジッチ監督の解任には驚きました」と素直な感想をつづると「厳しめに言うと、僕は解任を決断したタイミングは遅かったと思っています」「最終予選の初戦からぎくしゃくした雰囲気は感じていました」と、決断が今の時期にまでもつれたことは「残念」とした。

　西野監督の下で実際に戦ったことから、その手腕は実感している。「だからこそ僕はＷ杯でもアトランタ五輪でブラジルに勝ったマイアミの奇跡のような快挙を西野監督に期待したいと思っています」とつづっていた。

　西野新監督は日本サッカー協会を通じて「自分の立場だけを考えるのではなく、現状況を打破することが第一義だと判断し、日本代表の指揮を執ることにした」とコメントした。

　監督就任の打診をされたのは、４月に入ってすぐだった。技術委員長として「本来ならば代表監督をサポートしていくポジションであり、責任を感じている」とコメントしたように、即答はできなかった。それでも「慎重な方なので、いろんなことを考えた上で結論を出してくれた」（田嶋会長）と、最終的に就任を決断したという。