ハリル監督、五輪選手の寄せ書き日の丸に感動 ベイカー、水谷ら

リオ五輪メダリストらの寄せ書きが書かれた日章旗を手にするバヒド・ハリルホジッチ監督=埼玉スタジアム(撮影・佐々木彰尚)
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 「W杯アジア最終予選、日本-UAE」(9月1日、埼玉スタジアム2002)

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が試合前日会見に臨んだ。最終予選初戦を前にリオ五輪出場選手のサインが入った日の丸を披露。「これは美しいプレゼントですね」と感謝した。

 ハリルホジッチ監督は会見の最中、日の丸を手に掲げ、会見場で起立した。「我々のオリンピック代表の選手たちが国旗にこのようなサインをしてきてくれました。これは美しいプレゼントですね」と報告。試合へ向けたモチベーションを高めていた。中継を担当するテレビ朝日の企画で作成されたもので、ハリルホジッチ監督が大変、気に入ったため手渡された。

 名前が確認できたのは、カヌーの羽根田卓也。柔道のベイカー茉秋、松本薫、羽賀龍之介、田知本遥、山部佳苗、永瀬貴規。卓球の水谷隼、丹羽孝希、吉村真晴。シンクロ団体チーム。男子体操団体チーム。バドミントンの奥原希望。水泳の瀬戸大也。レスリングの樋口黎、登坂絵莉。競歩の荒井広宙。重量挙げの三宅宏実ら。

 瀬戸は「やればできる」と記した。金メダリストのベイカーはずばり「金メダル」。松本薫はリオ五輪での準々決勝で、序盤で一本負けを喫した経験を踏まえたのか「油断大敵」とメッセージを書き込んだ。

 UAE代表はスペインでの合宿など、日本戦へ向け2カ月の準備をしてきた。対する日本は合宿開始が28日で、原口、清武といった選手は30日に合流と準備期間がほとんどない状況ではある。

 ハリルホジッチ監督は原口、清武について「明日は少し難しい状況かもしれません。彼らとしっかり話をしようと思います。我々の大きな問題です」としつつも、試合については強気。「簡単ではないですけど、UAEにとっても簡単ではないでしょう」と語った。

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