サッカー女子の欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）は２４日、イングランド勢同士の準々決勝第１戦が行われ、日本代表のＦＷ大野忍（３０）とＤＦ近賀ゆかり（２９）が所属するアーセナルは敵地でバーミンガムに０‐１で敗れた。大野はトップ下、近賀はセンターバックでともに公式戦に初登場し、フル出場した。第２戦は３０日に行われる。

　黒星にも、２人の表情には充実感がにじんだ。近賀は初の海外挑戦で、慣れない役割でのデビュー戦。「気付くと上がってしまったり、芝も滑ったり。難しかった」と苦笑いしつつ「新たな挑戦。後半には少しつかめた」と前向きに話した。

　大野は守備ラインの裏への抜け出しなど持ち味を発揮し、惜しいシュートもあった。「周囲が自分をすごく見てくれる。やりやすい」と目を輝かせた。「日本人をとったのは失敗と思われたくない」と意気込んだ。