37歳・井岡一翔が現役続行を正式発表 大みそかに再起戦「ラストチャンス」井上拓真に敗戦、眼窩底骨折経て5階級制覇に再挑戦「このまま終わりたくない」
ボクシング元世界4階級制覇王者の井岡一翔(37)=志成=が22日、東京都内で取材に応じ、現役続行を正式発表した。大みそかに行われる所属ジム主催の興行で再起戦を行い、対戦相手は未定。井岡は5月2日にWBC世界バンタム級タイトルマッチで王者・井上拓真(大橋)に挑むも、2度ダウンを喫するなど判定負け。右目の眼窩底骨折も負ったが、不屈のレジェンドは再起する。大みそかは2年連続通算13度目の出場となる。
前戦では東京ドームで井上拓真に敗れ、進退が注目されていたが、「正直、リングを降りた瞬間から現役を引退する気持ちはなかった」と吐露。ただ、右目の眼窩底骨折も判明し、手術も受けた。スポンサーや関係者らとも話し合ったといい、「今までよくやったという捉え方もあるし、自分が5階級制覇に挑戦して達成できてないので、もう一度挑戦するというような、いろんな意見の中で考えた。現役を続行するというよりも、続けられる選択肢があることに感謝しながら、ラストチャンスだと思うので、現役生活は長くないと思うが、体も気持ちも大丈夫。後輩達に残せるものとして、諦めずに戦い続けた人間が最後に勝つ姿を見せたい」と決意を述べた。
右目も回復し、8月からはジムワークから再始動。今週からはスパーリングも再開したという。今後もバンタム級で世界王座を目指すといい、「井上拓真選手に負けて、このままでは終わりたくない気持ちもあるし、(5階級制覇に)挑戦した以上、必ず成し遂げて、諦めなかった人間が必ず勝利するって姿を見せたい」と力を込めた。
◆井岡一翔(いおか・かずと)1989年3月24日、大阪府堺市出身。興国高時代に高校6冠。東農大を中退し、09年4月プロデビューした。11年2月にミニマム級で初の世界王座獲得。ライトフライ級、フライ級でも世界王者。17年末に引退を表明したが、翌年復帰。19年6月にスーパーフライ級王座に就き、日本男子初の世界4階級制覇を達成。プロ戦績は32勝(17KO)5敗1分。右ボクサーファイター。165センチ。
